ハロアル支援物資

先日
県立直江津中等教育学校の中1のみなさんへ講演会に行ってきました。
タイトルは、
「1本の歯ブラシで救える命がある
~歯医者さんは、なぜ海外ボランティアに参加したのか~」
です。

その後、みなさんが声を掛け合って修学旅行の歯ブラシを集めてくれて、歯科医院に持ってきてくれました。

人間の生きる本質
「できる人ができない人のために何かをする」
の理念のもと、早速「素直に聞いて、素直に行動」してくれた皆さんに心から感謝申し上げます。

来年の2月には、ハロアルの現地活動も再開できると思いますので、皆さんの心と一緒にこの歯ブラシをフィリピンの恵まれない皆さんに届けてきたいと思います。

森のようちえんてくてく へ

こんにちは。

先日、園医をしている森のようちえんてくてく に秋の歯科検診に行ってまいりました。

大自然の中での歯科検診は初めてでしたが、子供達の笑い声が響く大自然の中の健診に心が動きました。

代表のえみさんと。
小池衛生士もありがとう。
その後日、校医をしております美守(ひだもり)小学校で予防歯科講話を行ってきました。

今回は、趣向を変えて親子で参加するクイズ形式の講話となりました。

みなさんも、飲食のだらだら食いには気をつけましょう!

さらに、保育園でも講演会を行いました。

先生も、西へ東へ走り回る「師走」。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

私も、先月に続きまして今回は上越市さんからの依頼で市内の保育園で親御さん向けの予防歯科講演会を行ってまいりました。

みなさん真剣なまなざしです。
実は、私は虫歯が多い子供でした
(;^_^A アセアセ・・・
実は缶コーヒーには、角砂糖4個分も砂糖が入っているのです。
虫歯は、自然に治りません。小さい虫歯も放っておくと、ばい菌が顎の骨まで感染を引き起こします。
貧しく歯医者さんにいけないフィリピンの子供たちは、虫歯で命を落としてしまう事もあります。
小学校の時の予防歯科の習慣が、その後の永久歯の運命を寿命を大きく変えるといっても過言ではありません。
生え立ての永久歯は、約1年間やわらかく虫歯になりやすいのです。
歯医者さんでのフッ素塗布で歯を早く硬くしてあげましょう!
永久歯は、一生ものです。歯の寿命を左右するのは、子供の頃からの予防歯科の「習慣」です。
健康な永久歯は、お子さんの成長、小学校生活の様々な事に良い影響を与えてくれます。
歯ブラシの後のうがいは、少な目に!
お口の中に歯磨き粉の成分を残して予防歯科力アップです!
歯医者さんに歯が痛くなってからいくと、歯がいっぱい削られちゃいますよ。
痛くならないように歯のクリーニングで通って、一緒に虫歯も予防してもらいましょう。
お子さんが小さいうちは、お父さん、お母さんがお子さんの大切な歯を守ってあげて下さい。

そのためにも、かかりつけ歯科医院の歯科衛生士さんと仲良くなりましょう!
歯のことで、疑問に思うことは何でも聞いてみて下さい。

それでは、みなさん良いお年をお過ごし下さい。

「癌」ではなく「がん」を選んだわけ

なぜ、ブログで使う文字に「癌」や「ガン」ではなく「がん」をチョイスしたのか

私は歯医者として今回がんになってみて、直感的に癌と「闘う」と言うイメージではなく、「共存する」というイメージでいかないといけないのではないかと思いました。詳しくは、後ほど書きます。


文字的に「癌」は、重い感じで、文字的にも強そうな感じ。ガンダムでいうと「ドム」的な感じです。「ジェット・ストリーム・アタック」された日には、アムロも私もひとたまりもありません。

「ガン」は、文字の形的にとがって痛い感じです。

そして「がん」は、丸い感じで共に共存できそうな感じだったので「がん」をチョイスしました。

これからの化学放射線治療はつらい治療になると思いますので、ブログだけでもせめて笑いか、ユーモアか、お役立ち情報で終わらせることができれば、気持ちも明るく保てるのではないかと感じました。
「笑いは社会の潤滑油」ですから。

「終わり良ければ、始め良し」のような感じで書くことができればうれしいです。

がんと歯医者と歯周病

2021年7月

私(47歳、男性、職業:歯科医師)、初期の「中咽頭がん:頚部リンパ節転移」となりました。
2~3ヶ月ほど入院治療し、化学放射線治療を受けることとなりました。

現在はコロナ禍と言うことで、入院中は家族とも全く会うことができず、入院早々滅入っておりますが、入院中は口角を上げて、笑顔を作って免疫力を上げて完治をしたいと思います。

がん治療を受けるにあたり、私と同じ咽頭がんをはじめ、たくさんの方の闘病ブログを読ませてもらいました。

精神的にひどく落ち込み悲しんでいるとき、同じ病気で頑張ってる人の情報が欲しかったからです。

経験者の情報は何よりもありがたく、私自身も自分の治療方法の選択にも大いに役立ちました。

精神的な部分、がん治療中の生活面での苦労、工夫、知恵、こういうことは、お医者さんからの説明より経験者からの情報のほうが役立つことも多かったように感じます。

私自身、治療を受ける前に、できるだけ多くの正しい情報を知り、そして自分はどうするかの判断をしたかったのです。
「いいな」と思ったことは、どんどん取り入れてみたいと思いました。

その「恩返し」もしたいと思い、歯科医師としてがん患者として皆さんのお役に立つ情報を綴ってみようと思いました。

そのためにも、このブログでがん入院生活での気づきや、お役立ち情報を皆さんにユーモアも交えながらご提供できればと考えております。

よろしくお願いいたします。