ボランティアから帰ってまいりました。

ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアより、無事に帰国いたしました。
みなさんの歯ブラシ、タオル、石けん等の支援物資、募金はお米等に代えて、みなさんの心とともにフィリピンの恵まれない子供達に届けて参りました。
本当にご協力ありがとうございます。

   
 
今回のフィリピンでの活動は、私は5年目にして、初めて地元の高校生5人と、歯科医院のスタッフ2名、美容師さん1名と参加しました。
ちなみに、このブログに掲載した写真は一緒に参加した美容師さんのYASU君が撮影してくれたものです。

   

フィリピンに行くまでの様々な準備、高校生の研修、苦労などありましたが、今回分かったことは、ボランティアは、「自分のため」ではなく、「誰かのため」に行うことだと言うことがようやく今回高校生やスタッフとともに参加したことで、改めて気づいた気がします。当たり前だと思っていることこそ、回を重ねてゆくと忘れがちになってしまいます。気をつけなければならないことです。
これも歯科医院のスタッフや高校生達と一緒に参加したからこそ、私にはわかり得ることだったのかもしれません。

   

一人だけの参加であれば、ピュアな気持ちを忘れ、エゴな考えに陥っていたのかもしれません。

  

私の力だけではない、事務長をはじめ、研修や募金を頑張ってくれた高校生達、私の歯科医院のスタッフ、家族、募金や支援物資を集めてくださった皆様、募金箱を置いてくださったラーメン屋さんのご夫妻等々、ハロアルに関わってくれたすべての人たちのおかげなのだと思います。

 

そのためにも、3月26日に行われるこの活動の報告会を大成功させ、高校生達に未来につながるハローアルソン・フィリピン医療ボランティアを肌で感じて欲しいと思います。

ボランティアに行って参ります。

明日から、恒例のハローアルソンフィリピン歯科ボランティアの活動に行って参ります。
今年で5年目の参加となります。
そして、今年は、地元上越の高校生たち5名と、当歯科医院のスタッフ2名と共にフィリピンの恵まれない子供たちのために頑張ってまいりたいと思います。
一緒に参加してくれる高校生たちのこのボランティア活動に対しての意識はとても高く、先日も自主的にジャスコにて寒い中募金活動を行ってくれました。
彼女たちのこの活動に対する思いの深さに感銘を受けております。
大人も負けじと格好いい姿を見せなければなりません。

  

また、この募金活動に協力して頂いたみなさま、支援物資として、歯ブラシ、タオル等を寄付して頂いたみなさまに心より感謝申し上げます。
フィリピンでは、歯ブラシがとても高価で、お米1.5㎏と同じ価値です。一日一食で暮らす彼らは、空腹のために歯ブラシよりもお米を選んでしまいます。
その結果、幼い頃からのむし歯が多く、慢性栄養失調の子供の場合、虫歯で命を落とすこともあります。



そんなフィリピンの子供たちの夢は、「15歳まで生きること」です。
本当の「豊かさ」とは、いったい何なのか?
このボランティア活動を通じて、高校生たちと共に肌で感じてきたいと思います。

私も、気合いを入れて、ハロアルバージョンに髪を切りました。

   
   Before      →     After
現地での歯科診療は、高温多湿の気候のため、汗を多くかくので髪は短めの方が快適です!
決して、出家したわけではありません(笑)

毎年絵柄の変わるのがお楽しみの「ハロアルTシャツ」も届き、準備万端です。

みんなで力を合わせて頑張ってきます!

ハロアル高校生の研修始めました!

いよいよ、2月に行われるハローアルソン・フィリピン医療ボランティアまで2週間を切りました。
羽尾歯科医院 春日山では、今年一緒に参加してくれる、5名の地元高校生達と一緒に院内研修を行っています。

フィリピンの現地の治療では、初めての歯科麻酔によって、具合が悪くなる患者さんもいます。
もしもの緊急時のための「心肺蘇生術」の方法も、実際に消防署の救急救命士の方から、みんなで教わりました。

また、現地ですぐに歯科医療活動のアシスタントにつけるよう実習も行いました。

  

高校生のみんなは5人共に、何事にも前向き、かつ真剣で覚えも早く、何よりもあいさつ・返事がしっかりとできているので現地での活躍が大いに期待できます!

  

そして、患者様をはじめ皆様からの支援物資(歯ブラシ、石けん、タオル)等を高校生達が丁寧に梱包してくれました。
そんな頼もしい上越を代表する高校生達と共に2月7日~11日とフィリピン医療ボランティアを一心不乱に頑張ってまいりたいと思います。

今後ともご協力のほどよろしくお願い致します

来年2月のハローアルソン・フィリピン医療ボランティアには!

来年2月に行われます、ハローアルソン・フィリピン医療ボランティアには、当歯科医院から、上越出身の5名の高校生(関根学園・高田高校・直江津中等教育学校の生徒さんたちです)が参加します!
とても、嬉しいことです。

苦節(笑)、この医療ボランティア活動に5回目の参加にして初めて、高校生と当歯科医院のスタッフ2名が参加してくれることとなりました。
これも、皆様のご理解とご協力のおかげと心より感謝申し上げます。

歯ブラシなどの支援物資の収集、募金活動を行っております。
ホテルに宿泊したときに使わなかった歯ブラシ等をフィリピンの子供たちに渡しています。
フィリピンでは、歯ブラシ一本が、お米1.5キロと同じ高価なものです。
貧困で、一日一食の彼らは、歯ブラシで歯をみがきたくてもおなかがすいているためお米を選ぶしかありません。
ぜひ、みなさんの思いやりの心を歯ブラシを高校生たちと共にフィリピンの恵まれない人たちに渡してまいりたいと思います。

「できる人が、できない人のために何かをする・・・」
今の日本人が、分かっていて、なかなか実行できないことなのではないのでしょうか?

10月からは、5回にわたり、羽尾歯科医院 春日山での高校生たちの研修が始まります。

目標は「あいさつ・感謝のありがとう・笑顔」です。

院内では、みなさんの治療の際に、高校生たちが研修を行っていることかと思いますが、「頑張れ!」の一言をかけて頂ければ幸いです。

みなさんのおかげで今年のボランティア活動も無事に終了いたしました。m(__)m

 

この度、2月7日~10日の4日間、フィリピン共和国マニラ市近郊スラムにおいて「2015年度 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア」が無事終了いたしましたことをご報告させていただきます。
これも皆様の日頃からの温かいご支援とご協力のお陰です。心より御礼申しあげます。

今年は全国から93名の参加者を賜り、物資配布総数 1,100人、患者総数 946人 となりました。

   

今回、私たちが訪れた地域は以前「スモーキー・マウンテン」と呼ばれる「ゴミの埋立地」があったエリアです。
ここは東洋最大級の貧困地区と言われ、マニラ市内から毎日数千トンのゴミが運ばれていました。ゴミの焼却システムのないフィリピンでは一応の分別はするものの、そのほとんどは一緒に捨てられてしまいます。
そしてゴミの中からお金に換金できるものを拾い、生活をしている人たちを「スカベンジャー」と呼び、このエリアはフィリピン国内でも最も貧しい地区となっております。

鼻を刺すような異臭、目を覆うような貧困の現状、私たち日本人には到底理解することができない悲惨な現状がありました。

今日食べることにも困窮し、貧困のため教育も医療も受けることができない子供たちのお口の中はボロボロです。
生えたばかりの大人の歯は黒く大きな虫歯となり、長年放置されていた感染部位は、真っ赤に晴れ上がっています。
しかし、この地区ではたった1本の歯ブラシがお米1.5キロよりも高価な為、ほとんどの住民たちが歯を磨くことができません。そして、痛みを発症すればこめかみをさすりながらただ、神様に痛みが引くようにと、祈るだけです。
そんな彼らのもとに今回も皆さんがご協力してくださった沢山の歯ブラシ、タオル、石鹸が届きました。

物資を受け取った時の子供たちの顔は本当に嬉しそうです。

そして私たちもまた皆さんのお陰で沢山の感動を頂きました。皆さんがご協力してくださった歯ブラシは正に彼らの命と笑顔を救い、日本とフィリピンの平和と愛の架け橋となったのです。
本当にありがとうございました。

私達、一人、一人の力は小さくても、全てを変えることは出来なくても、みんなが一つなれれば、きっと「何か」は変わるはずです。どうか今後とも末永いご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

ハローアルソン・フィリピン医療を支える会

新潟支部 支部長 羽尾 博嗣