体温アップで、免疫力アップ!

皆さん、体調はいかがですか?
朝晩が冷えやすい季節の変わり目は、抵抗力が落ちやすく、体のバランスをとりづらくなって風邪をひきやすくなります
なぜ、季節の変わり目なのでしょう?
実は、体温が1℃下がると、免疫力は3割ダウンすると言われています
そうすると、風邪のような感染症にかかりやすくなります。
と言うことは、同じ感染症である歯周病や、口内炎もできやすくなるわけです。
体温を意識して上げて、風邪や歯周病、口内炎を防ぎましょう!
今回は、おうちでも入浴時にできる、冷え予防法をお伝えします

血行促進とリラックスで冷えを改善

入浴によって身体が温められると、皮膚
の毛細血管や皮下の血管が広がり、血液循環がよくなります

さらに、入浴には、自律神経をコントロールする働きもあります。
熱めのお湯に入ると交感神経が優位になりますが、ぬるめのお湯に入ると、
副交感神経を高めてリラックスすることができます。
副交感神経の働きを高めるには40℃前後で15分~20分ほどの入浴が効率的です。

毎日の入浴で作用が上がる

入浴を毎日の習慣にすることで、冷えの緩和に加えて内蔵の働きが活発になります。
また、睡眠の質にも良い影響を与えます。
1日や2日では実感できないかもしれませんが、続けることで身体全体によいサイクルが生まれます。

※次回は、ストレッチ&ツボ押しで、体温を上げる方法をご紹介します!

 

おかげさまで10周年!

 今年の4月23日を迎えまして、羽尾歯科医院 春日山も10周年を迎えることができました。
 これも、スタッフを始め患者さん、関係者の皆様のおかげと感謝しております。
 今後も、地域歯科医療の底上げのために、スタッフとともに力を合わせて、笑顔で
がんばってまいりたいと思いますので、皆様のご協力のほどよろしくお願い致します。

 また、日本の世の中を良くする目的のもと、近い将来には地元上越の高校生と共にハローアルソン海外医療ボランティアに参加したいと思います。

口腔ケアの重要性とは?

 最近のNHKなどの番組でも、高齢者に対しての口腔ケアの効果、重要性が取り上げられています。
私も、歯科医師としてみなさんに口腔ケアの重要性につきましてお伝えしたいと思います。

【口腔ケア・歯の治療を行うメリット】

・口腔ケア・・・肺炎、インフルエンザの予防になります。また、飲み込みのための運動にもなりますので、口から、ものをおいしく食べるリハビリにもなります。


・虫歯の治療・・・虫歯を放置しますと、痛みのためにご飯が食べにくくなったり、放置した虫歯がとがり、舌を痛めたりしておいしく食事がとれず、ストレスになります。


・入れ歯の修理・新製・・・入れ歯を入れてかめることにより、認知症の予防になります。また、話しやすくなり、顔の表情もハッキリするので生活の質も向上します。また、上の入れ歯を入れるだけでも、食べ物を飲み込み
やすくなり、むせや肺炎の予防につながります。
 
 

そして、最近の研究では、以下のようなことが分かってきています!
・歯がある人は、ぼけにくい!
・よくかめる人は、元気で長生き!
・口の中が汚れていると病気になりやすい
・入れ歯を入れている人は、若々しく、病気になりにくい

「口腔ケア」が「自分の老年期の口腔ケア」にもつながってゆくと言うことを知っていただきたい。
さらに、明日は、「我が身」になるかもしれません。
そうならないための事実を知って欲しいのです!


 

みなさんのおかげで今年のボランティア活動も無事に終了いたしました。m(__)m

 

この度、2月7日~10日の4日間、フィリピン共和国マニラ市近郊スラムにおいて「2015年度 ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア」が無事終了いたしましたことをご報告させていただきます。
これも皆様の日頃からの温かいご支援とご協力のお陰です。心より御礼申しあげます。

今年は全国から93名の参加者を賜り、物資配布総数 1,100人、患者総数 946人 となりました。

   

今回、私たちが訪れた地域は以前「スモーキー・マウンテン」と呼ばれる「ゴミの埋立地」があったエリアです。
ここは東洋最大級の貧困地区と言われ、マニラ市内から毎日数千トンのゴミが運ばれていました。ゴミの焼却システムのないフィリピンでは一応の分別はするものの、そのほとんどは一緒に捨てられてしまいます。
そしてゴミの中からお金に換金できるものを拾い、生活をしている人たちを「スカベンジャー」と呼び、このエリアはフィリピン国内でも最も貧しい地区となっております。

鼻を刺すような異臭、目を覆うような貧困の現状、私たち日本人には到底理解することができない悲惨な現状がありました。

今日食べることにも困窮し、貧困のため教育も医療も受けることができない子供たちのお口の中はボロボロです。
生えたばかりの大人の歯は黒く大きな虫歯となり、長年放置されていた感染部位は、真っ赤に晴れ上がっています。
しかし、この地区ではたった1本の歯ブラシがお米1.5キロよりも高価な為、ほとんどの住民たちが歯を磨くことができません。そして、痛みを発症すればこめかみをさすりながらただ、神様に痛みが引くようにと、祈るだけです。
そんな彼らのもとに今回も皆さんがご協力してくださった沢山の歯ブラシ、タオル、石鹸が届きました。

物資を受け取った時の子供たちの顔は本当に嬉しそうです。

そして私たちもまた皆さんのお陰で沢山の感動を頂きました。皆さんがご協力してくださった歯ブラシは正に彼らの命と笑顔を救い、日本とフィリピンの平和と愛の架け橋となったのです。
本当にありがとうございました。

私達、一人、一人の力は小さくても、全てを変えることは出来なくても、みんなが一つなれれば、きっと「何か」は変わるはずです。どうか今後とも末永いご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

ハローアルソン・フィリピン医療を支える会

新潟支部 支部長 羽尾 博嗣

2015年、今年もハローアルソン医療ボランティアにフィリピンへと旅発ちます!

今年もハローアルソン医療ボランティアの時期となりました!
今年の活動期間は、2月7~11日の4日間、高校生43名と共に現地フィリピンスラムの街で活動を行ってまいります。
皆様からの温かいご支援、歯ブラシなどの支援物資、募金を皆様の笑顔と共にフィリピンの子供達へと届けてまいります。

ところでこの会も、皆様のおかげで10周年を迎えます。そして私は今回で4回目の参加となります。

今までの、医療活動は、主に抜歯や小さい虫歯をプラスチックで詰めるものでしたが、最近は、耳鼻科の先生が参加してくださり、耳の病気の検査、治療を行ったり(フィリピンのスラムの子供は耳の中に小さな虫やプラスチックが入っていて鼓膜が破れている子が多いそうです。ただ、検査することができないので自分の耳の聞こえが良いのか悪いのかも知らずに放置したままになっているそうです)、即日の入れ歯の製作を行うまでに医療活動が発展・充実してきました。

    

この会の会長である林先生達は、東北大震災の後も定期的に女川町におもむきボランティアで入れ歯の修理、調整を行っております。
この素晴らしい林先生の入れ歯の治療技術を見ることができ、また高度な製作技術を持つ歯科技工士さん達と一緒に治療できることも私にとっては、ボランティア活動であると共に、とても重要な「研修」となります。実際に、震災の後も入れ歯をなくしてしまった方々が、歯医者さんがいないためにかなり食べることに不自由されたそうです。

   

そして毎年恒例のハロアルTシャツのイラストです。
歯科医療活動中は、フィリピンの子供達は、治療の恐怖に耐えながら、目線はドクターの胸のあたりに来ます。そのときに、少しでも子供達の恐怖心を和らげるために工夫を凝らしたイラストを描いてもらっています。(迷路だったり、ヒーロー系だったり)

   

今年は、10周年を記念した絵柄です。
おもしろいのは、表と裏でメッセージに意味を持たせています。
そうです、今必要とされているのは『「あなた(you)」の人を思いやるあたたかい心』です。

    

これからも、この活動へのご協力、ご参加のほどよろしくお願いします。
また、この活動の話を聞いてみたいという小・中学校、高校、企業がありましたら私が喜んで講演に行きますので、当歯科医院までご連絡ください。