あけましておめでとうございます。

みなさま、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、年末に続き、年始めも素敵なプレゼントを頂きました。
私の母校の高田高校から、ハロアルのために集めてくれた歯ブラシを持ってきてくれました。

以前に、私のハロアルに関する講演会を聞いて頂いて以来、志賀先生をはじめ保健委員会の生徒さん達が宿泊先のホテルなどで使用しなかった歯ブラシを全校の生徒さんに声かけをして集めてくれました。
毎年ありがとうございます。

みなさんの暖かい思いと共に、この歯ブラシを恵まれないフィリピンの方々に届けてまいりたいと思います。

そしてフィリピンでは、1月12日にタール火山が噴火し、その支援物資としてもみなさんが集めてくれた歯ブラシ、タオルの一部をいち早く被災した方々に届けております。

そして、いよいよハロー・アルソン フィリピン医療を支える会の現地活動も来月に迫ってまいりました。
共に参加する高校生達は、院内研修だけではなく、現地で使う歯ブラシ指導用の紙芝居の製作にもとりかかってくれています。


このボランティア活動に参加して、9年目、劣悪な環境の中にも関わらず、いつも笑顔を絶やさない子供達に感じることがあります。

「幸せの中にも不幸があって、不幸の中にも幸せが隠れている」
自分がそのどちらに焦点をあてるか。

そういうささいなことで、人は幸せにも不幸にもなるのだと思います。
フィリピンの子供たちは、今、自分が生きていられること、そのことがすでに「幸せな奇跡のひとつだ」と言うことを
いつも忘れないようにしているのだと思います。

その事をいつも忘れないために、フィリピンの子供たちはいつも笑顔でいるのではないかと感じます。

どうかみなさんも、世界の子供達の笑顔のためにこの活動にご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします

そして、「世界を無視しない大人になるために」そんな、かっこいい大人の背中を高校生達に見せるために、誠心誠意頑張ってまいりたいと思います


年の瀬に、とても嬉しい贈り物が届きました!

先日、稲田小学校の6年生のみなさんが、ハロアル物資として集めてくれた歯ブラシを届けに来てくれました。

文化祭の時に声かけをしてくれて、近所の方々からも集めてくれたそうです。



昨年、私が稲田小学校の6年生さんに「ハロー・アルソン フィリピン医療を支える会」の医療ボランティアのお話をさせて頂いたことが縁となりました。

その講演会の中で私がみなさんにお話をした、

「できる人が、できない人のために何かをする」

稲田小学校の生徒さんは、この気持ちを大切にしてくれて、「素直に聞いて、素直に行動」してくれたのだと強く感じました。

なかなかできることではありません。

みなさんの集めてくれた歯ブラシでフィリピンでは救える命があると言うことを来年も新潟の高校生4名と共に現地でしっかりと伝えてきたいと思います。

そのような中、2020年2月の医療ボランティアの現地活動のために、高校生達は当歯科医院での5回の研修を一生懸命頑張ってくれています。

現地で配布する歯ブラシをまとめたり、現地での歯科医療のアシスタントができるよう学び、心肺蘇生法までも習得してくれました。


「必要とされる日本人でありたい」「世界も、自分も、変えるハロアルの医療ボランティア!」

そんな気持ちを抱きながら、彼らはこれからも日本の、そして世界の未来を支えてくれるのだと思います。

そして、年末年始の休診のお知らせです。12月29日~1月5日まで当歯科医院は冬期休暇になります。

みなさま、良いお年をお過ごしください 

 

患者さんに「予防歯科」を理解してもらうために私が思うこと

羽尾歯科医院 春日山の理念は、「歯をなおすからまもるへ」と「自分の家族にしてあげたい予防、治療を患者さんに提供する」です。

これは、私が歯学部の学生時代に、予防歯科中心のアメリカの歯科医院を見てそれを実際に自分の肌で感じたこと。

そして開業後に、フィリピンの歯科医療ボランティアに参加して、フィリピンでは貧困故に命を救うために歯を抜かざる負えない分、医療環境に恵まれている日本では歯を残す努力をしよう、予防歯科をしようと心に決めました。

その時に見学先のあるアメリカ人の歯科医師がこう言いました。

「なあ、君ら日本人は不思議な民族だよね。 高いお金を払ってわざわざ人間ドックで病気を探しに行ったり、病気になった後のことにははてしなくお金をつぎ込むのに、病気にならないようにするためにはほとんどお金を使わないのだからね。」

この歯科医師の言葉は、私の理念のひとつ「予防は、最高で最新の治療である。」というにつながるような気がします。

私たち歯科医師が主に扱う病気、「むし歯」と「歯周病」は、原因が「感染症で生活習慣病である」と分かっています。

「原因」が分かれば必ず「予防」ができます。

ぜひ、羽尾歯科医院 春日山で自分のお口の中の「リスク判定」をして、その原因を突き止めて予防歯科を始めてみませんか?

予防をすれば、あなたの大切な歯の寿命を確実に延ばすことができます!

そして、その健康な白い歯はきっとあなたに健康な人生を提供してくれます 

いよいよハロアル院内研修が始まりました。

2020年2月のハロー・アルソン フィリピン医療を支える会 現地活動に向けて、院内研修が始まりました。
1回目では、自己紹介とともに、まず始めに歯の大切さ、歯が1本なくなるとどのような全身への弊害があるのかを、みんなで話し合いながら、私の講義も聞きながら考えてくれました。

そして、貧しさ故に歯を磨きたくても歯ブラシも買えず、歯医者さんに通いたくても通えず、虫歯の細菌が全身に広がってしまい命を落とす子供達さえいるフィリピンでの現実。

この活動は医療支援、生活物資支援を軸としていますが、同時に、同じ人間でありながら「貧困」という私たち人間自ら作り上げた「不平等」をいかに現実としてとらえ、自らの生活を見直し、そして次の世代を作る若き高校生たちに、人と人とが手をつなぎ合わせ生きていくことの大切さを伝えることを目的としています。


現地で歯ブラシ指導を行うため「ハロアル磨き」を一生懸命覚える高校生達。

そのため、私たちの会も、このバトンが語り続けてもらうために万全の準備と私たち大人たちの思いを一つにし、高校生の彼らに「ハロアルに来てよかった!」「ボランティアって素晴らしい!」と思ってもらうこともとても大きな責任と考えています。

そして、この活動に協力してくれるみなさんの「思い」と「歯ブラシ」を来年もしっかりとフィリピンの恵まれない方々へ届けて参りたいと思います。

「歯ブラシ一本で救える命がある」ことを、これからも若い世代に伝え続けてゆきたいと思います

実は、風邪予防のマスクは、自分の手と口の「接触感染」防止のため!?

すっかり秋めいてきましたね。
朝晩もかなり冷え込んできています。

そして、1日の気温差が大きくなると風邪がはやってきます。
風邪の原因のウィルスが侵入してくる経路は、殆どが「口」からです。
そのための大切な風邪予防方法「マスク」。

「風邪予防のためのマスク」と言えば、以前にテレビ番組で放送していたのですが、お医者さんがマスクをする理由は、他の人からのくしゃみなどによる「飛沫感染」を防ぐためではなく、
自分の手についた細菌の口への「接触感染」を防ぐためだそうです。

確かに、細菌感染の確率で言えば、自分の手についた細菌の方が濃度も高く、確実に口に運ばれますものね。

特に、くしゃみをしたときに、手は必ず口に触れますしね。

また、スマホやパソコンで作業をする人は、5分に1~3回、顔を触るというデータがあります。1日に換算すると200~600回!

となりの人を観察してみてください。首元や眉毛、目や鼻を触っていませんか?

さらに、睡眠が不足すると、顔に触る回数が多くなります。

私は、今まで、マスクは「飛沫感染予防」かと思っていたのですが、自分の手からの「接触感染」予防のマスクなのですね。

そう考えると、手洗いは、感染源を絶つという意味で大切なのですね。
今さらですが、とても、勉強になりました。

歯科疾患も、原因は「感染症」で「生活習慣病」なわけですから、原因が分かっ
ていれば、必ず予防ができると言うことですよね! d(^-^)ネ!