歯とダイエットの関係シリーズ~その2~

口腔内細菌が腸まで届き脂肪を燃えにくくする!

歯と歯ぐきの間にたまるプラーク(歯垢)1mgの中には、多い人で約10億もの細歯が潜んでいるといわれています。
口の中全体となると、700種類以上、1000億を超える細菌がすみついているとされます。



さらに、口の中のケアができていない人にいたっては、その数は1兆個以上ともいわれます。
この細歯数は便よりも多い、つまり肛門よりも汚いといえます。


最新の研究で、これら口の中の細菌のうち、歯周病歯などの悪玉菌が、唾液や食物を介して腸に流れ込んでいる可能性があることがわかりました。

そして、善玉菌、悪玉菌、日和見菌といった「腸内細梢」のバランスに影響を与えると考えられています。

腸内細菌のバランスが崩れると、有害な老廃物がたまりやすくなります。
いわゆる便秘です。


腸内に滞った老廃物は有害物質を発生させ、それが全身の血液にのって全身をめぐり、腸以外でも不調を引き起こすほか、体の代謝を低下させるので、脂肪が燃焼しにくくなります。

口の中のケアは、肥満を予防するためにも必須なのですね!

歯とダイエットの関係シリーズ~その1~

体に脂肪がたまるのは、歯と歯ぐきの不調も原因?

歯周病や虫歯などで歯や歯ぐきが健康ではなくなると、
無意識のうちに「よく噛まずに早食い」をしたり、
「やわらかい食べ物」を選んだりしがちです。

食事の際に噛む回数が少ないと、実は体に「脂肪」がたまりやすくなります。

その原因の1つめは、消費エネルギーが減ってしまうことです。
近年の研究では、よく噛むことで食後のエネルギー消費が多くなり、
太りにくくなることがわかっています。

唾液も多く分泌されるので、胃や腸といった消化器官の負担も減り一石二鳥です。

2つめは、噛む回数が少ない早食いは、満腹感を感じるまでに食べ過ぎてしまううえに、
血糖値を急上昇させるため、インスリンが大量に分泌され、
脂肪がたまりすくなるということです。


ですから、ひとくち20回は噛むことを意識しましょう。

歯や歯ぐきの不調は、痛みを感じたり、歯が抜けたりするまで
気にしない人が多いようですが、その無関心はとても危険です!

「内臓脂肪」を落とすためには「口の中の健康」はとても重要です。
意識を高めてゆきましょう

今年度の「院内セミナー」が無事に終了しました。

10/3(土)に、今年度最後の院内セミナーが開催されました。

最後のセミナーテーマは、「ガッテン風、超簡単、歯周病撃退法!」でした。


今年度は、コロナ禍の中での院内セミナーでした。
参加人数は少なかったものの、その分質問などが盛り上がり「参加型」の院内セミナーとなって
とても充実したものとなったと感じております。


来年も、開催予定です。ご興味のある方は、来年春頃の当歯科医院のホームページでご確認下さい

羽尾歯科医院 春日山のホームページの色合いが変わりました。

羽尾歯科医院 春日山の羽尾です。

「羽尾歯科医院 春日山」のホームページが「ブルー」を基調にマイナーチェンジいたしました。
もしよろしければ、お時間のあるときにぜひご覧下さい。

→ https://www.hao-dental.com/

「青」は、私の好きな色です。

また、当歯科医院のシンボルマークも「青いハート」となっております。

の心理的効果として、

・強い信頼感を与える

・血圧、体温、脈拍を下げる効果がある

・食欲を抑える

・知的で誠実な印象を与える

・気持ちを鎮静させ、冷静になれる

 

を好む人の特徴

・常に冷静で落ち着いた判断が出来る

・肉体派より頭脳派

・穏やかで平和的な人が多い

・一人の時間、少人数での集まりを好む

・内向的で自己探求する傾向

・ストレスや不満をため込みやすい

・誠実で真面目な人が多い

と言うことだそうです。

私に当てはまっているのかしら

歯科医院での口腔ケアがコロナウイルス感染予防に役立ちます!

歯科医院での口腔ケアがコロナウイルス感染予防に役立ちます!
こんな時だからこそ、ピンチをチャンスに。
歯医者さんで、お口の細菌を減らしてコロナ予防をしましょう!

新型コロナウイルスが、いまだに猛威を振るっております。

ウイルス感染が心配で、歯科医院に行くのをためらっている方もいらっしゃることでしょう。
でも、口腔ケアがウイルス感染を防ぐ効果があることをご存知でしょうか?

インフルエンザ感染が口腔ケアの徹底によって防げることは研究の結果明らかになっています。
新型コロナウイルスについても、口腔ケアで予防、重症化予防への効果があると報告されてきています。

つまり、ウイルス感染が懸念されるこのような時だからこそ、口腔ケアが大事になってきます。

口腔ケアがウイルス感染症に効果的な3つの理由をお話しいたします。

①ウイルスの感染を助ける口腔内細菌を減らします!


ウイルスの感染というのは、主に鼻と口から起こります。
ただし、ウイルスが入ってきたからと言ってすぐに感染するわけではありません。

感染が起こるかどうかは、ウイルスが体内の粘膜細胞の中に入り込むかどうかによって決まります。

実は、お口の細菌がウイルスを粘膜細胞の中に入り込むのを助けるタンパク分解酵素(プロテアーゼ)を出すことがわかっています。
特に、歯周病菌が強力なタンパク分解酵素を持っていることがわかっており、歯周病菌のコントロールがウイルス感染症予防にも重要だと言われています。


②口腔ケアが腸内細菌のバランスを整え、免疫力を向上させます!


ウイルス感染を防ぐためには、体の免疫力を低下させないことも大事です。
腸内細菌のバランスを整えることで免疫力が高まることは知られていますが、お口の細菌が食道→胃→腸へと移動し、腸内細菌を乱して体の免疫力を下げてしまう可能性があると言われています。

そのため、お口を不潔にしている方や、歯周病にかかっている方は、食事のたびにお口の細菌が腸内へ運ばれ、免疫力を下げてしまう恐れがあります。

口腔ケアをしっかりと行っておけば、腸内細菌のバランスがより良くなり、免疫力向上が期待できます。


③口腔ケアでウイルス性肺炎の重篤化を防ぐことができます!

高齢になるにつれ、食べ物や唾液が誤って気道に入ってしまう「誤嚥」が起こりがちになります。
この時、お口の中が不潔な状態だと、細菌が気管や肺に入り込み「誤嚥性肺炎」を起こしやすくなります。


誤嚥性肺炎を起こしている状態のところに新型コロナウイルスによる肺炎が起こると、肺炎が重篤化する恐れがあります。
口腔ケアをしっかりと行い、細菌による誤嚥性肺炎を起こさないようにしておくことで、新型コロナウイルスによる肺炎の重症化を防ぐことができます。

今後、新型コロナウイルスに関する研究が進むにつれ、インフルエンザ同様、感染の予防には口腔衛生管理が重要であることがはっきりしてくることと思います。


新型コロナウイルス感染予防対策としては、手洗い・うがいに加えて、毎日の丁寧な歯磨き、そして、定期的な歯科医院での専門的なクリーニングなどのケアが大事なことをぜひ覚えておいて下さい