✨幸せホルモンのお話

✨幸せホルモンの話

精神科医の先生より

自律神経(交感神経と副交感神経)は生活する上で、生きる上で必要となる循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、および代謝のように自分でコントロールできない機能の制御を行っています。

その人間の交感神経、副交感神経によるフィジカル(身体の、肉体の)なものは実はホルモン分泌によってコントロールされています。

・人に親切にすると、自分と相手の双方に幸福物質「オキシトシン」が分泌されます。

・人に感謝すると自分と相手に強烈な快楽物質「エンドルフィン」が分泌されます。

「親切」と「感謝」を繰り返すことによって、私たちは、お互いに癒し合いながら、楽しく幸せに生きてゆくことができるのです。

そして、この記事の「エビデンス(科学的根拠)」が私が参加しているハロアル医療ボランティアで私がフィリピンの皆さんから感じていることの「裏付け」となりました。

それは、
フィリピンの子供達は物質的には、日本よりもとても貧しい国なのに、なぜ日本人の子どもたちよりも「笑顔」が多いのだろうか?
と言うことでした。

「楽しいから笑うのではなく
笑うから楽しくなる」

フィリピンのみんなから日本人の私が教わったような気がします。

そして、その笑顔はどのような考え方から来ているのだろうか?

『あたりまえの「あ」からありがとうの「あ」へ』

「当たり前だ」と思うといつも心が満たされない、いつまでも相手に求めてしまう

「ありがとう」と感謝をするとなぜか自分の心が満たされる、フィリピンの人々の「笑顔」がそのことを表していると思います。

いつも感謝の気持ちを忘れないということ

それが、なかなかできない日本人は、物質的に豊かなのに、心が豊かではないのかもしれません。

息子とフィリピンで歯ブラシ教室!

先日、セブ国際ボランティアを行っているNPO法人DAREDEMO HEROさんのご協力のもとで大学1年になった息子と共に歯磨き指導を行って来ました。

なるべく分かりやすい紙芝居風のスライドで、「なぜ歯磨きが大切なのか」をレクチャーして、その後、オリジナルの歯磨きダンスを披露しました。

現地の子供達にとって、歯磨きは決して楽しいことではありませんが、大好きなダンスと組み合わせることで、楽しく継続することができます。

予防に勝る治療なし!

世界に「歯ブラシ1本で救える命がある」ということを伝え、歯磨きを続けることで、虫歯のない歯を健康な体を手に入れてもらいたいと思います。

のぶ(息子)よ、父を支えてくれてありがとうございました!

↑現地のスラム街で一生懸命歯ブラシ指導をする我が息子。

2022年も院内セミナー開催します!

昨年は、コロナ禍や私の入院もあり、歯を守るための院内予防歯科セミナーをお休みしておりましたが今年は6月より全5回シリーズで開催致します!

今回は、昨年の私の闘病中の私自身の口腔ケアから学んだ体験談のお話しもスライドにとりいれました。

がん闘病中も口内炎を一度も発症しなかったそのノウハウをみなさんにご提供致します。

乞うご期待下さい。

お手数ですが、プレゼントの用意もありますので前日までにお電話にて予約のほどよろしくお願い致します。

3度目のハロアルを終えて思うこと

3度目のハロアルを終えて思うこと

羽尾歯科医院 春日山 院長 羽尾 博嗣

みなさまのおかげで今年も無事に3回目のハローアルソンフィリピン歯科医療ボランティア活動に参加して来ることができました。「3回目の正直」ではありませんが、
3回目の参加で私が心に感じたことを3つみなさまにお伝えしたいと思います。

●両親、スタッフから頂いたお守り

今年は、歯科医院のスタッフ達が一針一針糸を紡いで「お守り袋」を作ってくれました。私には一生の大切な宝物になりました。その中には厄除けとしてのパワーストーン(天眼石)が入っておりました。両親からもらった「無事カエル」のお守りも入れて持ってゆきました。

  

そのお守りのおかげで、行きも20年振りに降った成田空港の大雪も避けることができ、帰りも雪の影響で飛行機が2時間遅れる中、3分前に最終のバスに乗ることができ、無事上越に帰ってくることができました。

この会の会長の林先生が「ボランティアにはボランティアの神様が皆さんについているから、失敗などはない。それは、プラスへのチャンスであり経験でありプロセスである。」と話しておられましたが、今回のこの幸運もまさにそのことを表現しているのだと思います。

●高校生との歯科医療活動

このボランティアの大きな特徴の一つが「高校生と協力して行う歯科医療」です。ただ、今まではお互いが緊張していたり照れがあったりなかなかコミニケーションをとることができませんでした。

    

しかし、今回は高校生ミーティングの内容が変わり、高校生一人一人が歯科医療活動について一言コメントをしてくれました。その中で私に対するコメントもあり、「歯医者さんは怖いイメージがあったが羽尾先生は、医療活動中に「ニーハオ」とか「ドントウォーリー・ビーハッピー」とか、面白いことを言って怖がるフィリピンの患者さんを笑わせていたので、歯医者さんのイメージが変わった。」と褒めてくれ、それを聞いた私も3回目の参加にしてこの活動を通して自分に自信が持てました。ありがとうございます。

 

●フィリピンから帰国して、日本のマスコミを見て感じた思い

日本に帰国してから見たテレビは、ソチオリンピックの日本選手の活躍ぶりをたたえる放送が殆どでした。しかし、その下のテロップには「無職の男がアパートに放火」の文字の内容。新聞には、東京都知事決定、しかし、その下には週刊誌のゴシップ記事の広告・・・ゴシップやマイナスをあおる記事は人間は防御本能的にどうしても見てしまうもの。ただ、そのマイナスイメージは脳に記憶として残り、その後の言動や考え方にマイナスに影響してしまうと思います。

   

少なくともフィリピン歯科医療ボランティアを行っていた4日間は、私にはそんなイメージは全くなく、恵まれないフィリピンの人たちのために「ピュア」な気持ちでプラス思考でみんなと一緒に言動できていたのだと思います。そう感じる中で私の頭の中には、『「真の豊かさ」とは世界中が「知っている」のに世界中が「感じない」豊かさなのではなかろうか』という思いが浮かんできました。

 

最後に、私は毎年、ハロアルの活動写真を使いプロモーションビデオ(PV)を作ることを楽しみとしております。その動画に使用する今年のBGMの歌詞を参加してくれた高校生に贈ります。完成作品を見てみたい人は、私に一声かけてください。

 

「糸」 作詞・作曲:中島みゆき 

なぜ めぐり逢うのかを  
私たちは なにも知らない
 

いつ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない  

どこにいたの
生きてきたの
遠い空の下
ふたつの物語

縦の糸はあなた
横の糸は私  
織りなす布は いつか誰かを  
暖めうるかもしれない

  

なぜ生きてゆくのかを  
迷った日の跡のささくれ  

夢追いかけ走って  
ころんだ日の跡のささくれ

こんな糸が、なんになるの
心許なくてふるえてた風の中

縦の糸はあなた
横の糸は私  
織りなす布は
いつか誰かの  
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた
横の糸は私
逢うべき糸に
出逢えることを
人は「仕合わせ」と呼びます

  

また、来年も一緒にピュアな気持ちで熱く活動しましょうd(^-^)ネ!(はおっこマジックショー付き)

今年も行ってまいります。

羽尾歯科医院 春日山 院長の羽尾です。
今年も2月7日から4日間、3回目のハローアルソンフィリピン歯科医療ボランティアに行ってまいります。
今年も無事にボランティアにいけることにみなさまのおかげと感謝し、みなさまから預かった歯ブラシ、タオルをしっかりと届けてまいりたいと思います。
出発に当たり、私と同い年で今回のボランティア活動の団長であります栃木県開業の関口 敬人先生(今年で10回目の参加!)の手記から私の心を熱くした文章を抜粋してご紹介させて頂きます。



~人間は誰しもが、「自分は幸せになりたい」 「豊かな暮らしをしたい」そう願います。そして、自分を中心に親や子供、恋人や友人知人、身近な人になればなるほどその思いが強くなり、逆に遠くになればなるほど水面に浮かぶ波紋のようにその思いは薄れてゆきます。
それは当たり前の感情でそれだけを悪と決めつけることはできません。私自身も心の中に同じような感情を抱いて生きています。

しかし、十年前、あのスラムの地で子供たちはわずか五歳にして学校にも通えず、ゴミの山の中からお金に換金できる物を拾いながら家計を助け、活動中、私たちが食べ残し、捨てられたお昼の弁当に我先と群がり、歯を抜いた後にもらえるたった数錠の薬を、自宅に横たわる具合の悪い母親のために自分の歯を全て抜いても良いからもっと薬が欲しいと懇願する子供たちと出会いました。

私は泣きました。自分の子供と同じくらいの幼子達のあまりにも過酷な姿。

涙で視界がぼやけるのを何とか拭いながら一人一人治療をします。そして「もう大丈夫だよ」と、子供とは思えぬほどの泥と垢にまみれ、ごつごつとした硬い小さな手と握手を交わします。
それでも「先生ありがとう。」 「私、大きくなったらデンティスト(歯医者)になるわ、と皆さんから頂いた歯ブラシを、嬉しそうに持ち帰る小さな女の子笑顔が忘れられません。
それは鉛筆もノートもなく、教育さえも受けられない子供たちにできることは、目の前にいる私たちに憧れることしかできない本当に儚い夢でしかありません。



私はまた泣きました。泣けてくるのです。


そして、何もない、生きることこそが夢と語る彼等と出会い、流した涙が、私の心に積み重ねられた「何か」を洗い流してくれました。



「人」という時は二人の人が支え合うように見えますが、見方を変えると大きい人を小さい人が下から支えるようにも見えます。私は歯科医師として、一人の人間として、この医院を、この活動をそんな小さな人になることを目指そうと誓いました。

帰国後は数千枚の写真と資料をまとめ、皆さんに今年の活動を心からの感謝の気持ちを込めてスタッフ全員で壁新聞、報告集を作らせて頂きます。これからも末永いご協力を宜しくお願い申し上げます。~

このように全国から参加して頂ける素晴らしい歯科医師の先生方とボランティア精神にあふれた32名の高校生達と張り切って、そして笑顔でフィリピン歯科医療ボランティア活動に行ってきたいと思います。