やっぱ👅「タングメイト」👅

みなさんお元気ですか?

安心してください、今のところ「口内炎」は出ていませんよ!

出ていませんよ!

ただ、放射線治療による口腔内乾燥と味覚障害が日に日に強くなり、食欲がわきません。

また、口が渇くと唾液によるお口の自浄作用が弱くなるので舌に例のラスボス、「舌苔」が付きやすい状況です。

この舌苔が多いとお口の中の細菌も増えやすく、口内炎もできやすくなります。

また、このラスボスの正体は「カビ」です。
ラスボス=カビや真菌

高齢者でむせが多い人が気管から肺にこの舌苔のカビが入ってしまうと、カビが肺で繁殖して「誤嚥性肺炎」で命を落とすことさえあります。

カビは、お風呂だけではなく、生きている人間にも住み着きます。

そういえば、以前に内科医であった祖父が、寝たきりになった患者さんの舌を見て、その舌にびっしりと白く舌苔が付いていることに気づきました。

家族の方に「この白い舌の状態が続いた上に、本人が口から食べられなくなったら、お迎えの時期が近くなるかもしれない」と言っていたことを思い出しました。

私は、以前紹介した舌ブラシ「舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM 」を使って、毎朝舌苔を除去すべく舌を磨いておりました。

が、「舌みがきスムーザーW-1 PREMIUM 」は、柄も長くブラシ面積も大きいので効率よく舌の上の汚れが取れるのですが、そのあとのブラシについた汚れを除去するのが意外にも難しく、汚れが付いたままの舌ブラシで舌を磨くという「カオス」な感じになってしましました💦

そこで、新たなひみつ道具のご紹介です!

ジャジャーン!


「タングメイト~」

と言うことで、このカオスを避けるためには、この小さめの舌ブラシ「タングメイト(亀水化学工業)660円」がオススメです。

この舌ブラシは、ドラッグストアでは、なかなか置いてありませんので、かかりつけの歯科医院さんか、羽尾歯科医院 春日山の受付でお買い求めください。

なぜ、この舌ブラシが良いのか、
ブラシ部分がたわしタイプで、絨毯状の舌の上の入り込んだ汚れや舌苔を掻き出してくれます。

さらに特筆すべきは、その後のたわし部分に付いた汚れを流水下で直接ゆびで揉み出し、簡単に除去できることがスバラシイのです。

もしよろしければ、こちらのタイプの舌ブラシも使ってみてください。

「ドラえもん、最後にさ~、どうしても会いに行きたい人がいるから、どこでもドア出してよ~」

「あっ、どらさん、やっぱ、後でいいっす」

お後がよろしいようで。

「一病息災」って知ってます?

前回のブログでは、少々真面目に熱く感染予防を語りすぎました。

病気になることを意識しすぎたり、怖がりすぎたり、がんで言うと「再発」を恐れてネガティブな言動をつねに気にしてしまうあまり、逆に「不安」にとらわれてしまっては、そのことがストレスになり体に悪いですよね。

そんなときに、これから紹介するような考え方の「チェンジ」で、自分を前向きな気持ちに「変換」するのはいかがでしょうか!

多くのみなさんが、お正月に神社で祈願する「無病息災」

「健康」は、お金で買えませんし、全ての人生は「健康」がベースとなってその上に成り立つものだと私自身が死を意識するがんという病気になって感じました。

ところで、

一病息災(いちびょうそくさい)
と言う言葉をご存じでしょうか。

一病息災・・・まったく健康な人よりも、何か一つくらい軽い病気を持っている人の方が健康に気を使うので、かえって長生きするものだということ。

そう考えると「がん」に対してのこれからがネガティブからいっきにポジティブに心の持ち方を「チェンジ」できますよね!

まさに「病は気から」ですね。

心が、一気に楽に、前向きになります。

この考え方で、心が少し楽になりました。

今後の「がん」と向き合うための私の心のキーワードにしたいと思います。

たかが言葉、されど言葉ですね。

「言霊」と言うように言葉には、人を動かすパワーが秘められているのだと思います。

また、アプリでもネガティブな言葉を前向きに自動変換してくれる「ネガポジ辞典」というものがあります。

例えば、「愛想がない」→「媚びを売らない、他人に流されない、気疲れしない」

と言うようにネガティブな言葉をその場でポジティブな言葉に変換してくれます。

女子高校生が作ってくれたアプリだそうです。

女子高生マジ、超ポジティブでウケるんですけど。

ピンチをチャンスに

マイナスをプラスに

これからの人生、向かい風を追い風に変えて生きていきます!

そう、時には「自分自身のあり方」を「チェンジ」することが大切。

そう、こんな感じで。

ちょっと、チェンジし過ぎたかしら。

お後がよろしいようで。

今の私を支えてくれるハロアルから学んだこと。

コロナ禍の前、私は毎年2月に地元上越の高校生達とフィリピンのスラム街へ歯の治療を中心とした医療ボランティアに行っておりました。

その医療ボランティアの会の名前は「ハローアルソン フィリピン医療を支える会」略して「ハロアル」です。(興味のある方は、ぜひ検索してみてください)

このボランティア活動の中で、私がフィリピンの皆さんから学んだ大切なことが3つありますので紹介させて頂ければと思います。

そして、あの「非日常」かつ「劣悪な環境」の中で私が肌で感じたことが、今の入院中の私を勇気づけてくれているのか、みなさんにも少しでも伝わることがあれば嬉しいです🌟

1つ目は、なぜ、フィリピンの子供たちは日本より貧しいく劣悪な環境にいるのにも関わらず日本人の子どもたちよりも「笑顔」が多いのだろうか、ということへの「答え」でした。

診療待ちをする子供達の笑顔

そして、私がハロアルの活動に参加し続けて5年目の頃でしょうか、その答えがふと私の脳裏に舞い降りてきました。

「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」

フィリピンの皆さんの笑顔から日本人の私が教わったような気がします。

入院中は笑顔が出にくいものですので、私は毎日洗顔で鏡を見たときには強制的に口角を上げてニコッと笑顔を作るようにしております。

ちなみに、口角を上げて笑顔の表情を無理に作るだけでも脳は「楽しい」と錯覚し免疫力が15%ほどアップするそうです。

コレはタダですのでやらない手はありませんね!
笑顔のパワーは計り知れませんね。

フィリピンの有名ファーストフード
のキャラクター「ジョリビー」

そして、その笑顔はどこから来ているのか?

そう考えたときに2つ目の事を学びました。

『あたりまえの「あ」からありがとうの「あ」へ』 ということです。

「あたり前だ」と思うといつも心が満たされない、いつまでも相手に求めてしまう。

「ありがとう」と感謝をするとなぜか自分の心が満たされる。

フィリピンの人々の「笑顔」がそのことを表していると思います。

いつも感謝の気持ちを忘れないということ、それがなかなかできない日本人は、フィリピンと比べると遙かに物質的に豊かなのに、心が豊かではないのかもしれません。

ですので、私も入院中は看護師さんや技師さん方には「すいません」ではなく、代わりに「ありがとう」の感謝の言葉を意識的に口にするようにしています。

ボランティア活動という社会貢献は、一方的に与えるだけでは続きません。

半分受けてもらい、半分受け取る。私は歯科医療を行い、フィリピンのみなさんからはいっぱいの笑顔と明日への生きるエネルギーを頂いたと思います。

そのように肌で感じたときに学ぶことのできた最後の3つめです。

「できる人」が「できない人」のために何か行動する。

これは人が人としてあるために忘れてはならない、「人が人として生きるための本質」なのだと思います。

このように、活動に参加した高校生だけではなく、大人の人生さえをも前向きな姿勢に向かわせてくれたハロアルの活動に関わってくれている全ての皆さんに「感謝」の気持ちでいっぱいです。

これからも全力でこの会を支えて参りたいと思います。

この活動を通して仲良くなった現地通訳のキコが言った言葉が今でも忘れられません。

「ハオさん、あなたは、日本で生まれたと言うだけで、とてもラッキーで幸せな人ですね。」

今でも、キコの言葉が私の心に響きます。

そして、海外で学んだこと肌で感じたことや言葉が、入院中の私の弱くなりかけた心を支えてくれています。

そして、完治しましたら、日本、海外を含めお世話になった方々にまだまだ「恩返し」をしなければならないと強く感じ決意した次第でございます。

最後に、とっておきの「ハロアル間違え探しのコーナー」

今日も、お後がよろしいようで。

元フジテレビアナウンサー笠井アナから教えてもらった法則

がんと告知されたから、がんに関する書籍や、闘病記の本を30冊ほど読みました。

その中で、私が心をネガティブからポジティブに「チェンジ」することができた本の一節を紹介いたします。

元フジテレビアナウンサーでがんサバイバーの笠井 信輔アナウンサーの

「生きる力 引き算の縁と足し算の縁」

の中の一節です。

・笠井アナからの法則

「私は東日本大震災の時に得た経験を今、強く感じています。
それは『引き算の縁と足し算の縁』という自分なりの考え方です。

東日本大震災で当初、被災者の皆さんは、
『あの人が亡くなった、この人が行方不明になった』と
失った縁のことを引き算のように数えていました。

でもある時から『避難所であの人に会えた。病院でこんな先生と、ボランティアの方と知り合えた』といった足し算の縁を語る人が増えてきて、そうした人から復興の中心人物になっていったんです。

そのスイッチの切り替えというのはとても大事で、実は僕は、がんと分かって『あの仕事がなくなった、この仕事もなくなった』と山のような仕事のキャンセル、引き算ばかり考えていたんです。

でもこれからは新たな出会いがいくつもあるはずなんです。病院あるいはオンライン上での皆さんとの出会いといったものなどを大切にして、『この病気になったので、こうなれたんだ』という自分に気持ちを切り替えて生きていこう、闘っていこうと思っています。これは、東日本大震災で被災した皆さんから学んだことです。

健康なときには講演会などでこのお話を「被災者の皆さんの強さ」、「困難に立ち向かってゆくときの生きるヒント」としてお話をしていました。

しかし、自分が生きるか死ぬかの病気となってしまったときに「まさにこれこそが自分が必要としていることなんだな」と。

最悪の状況の中でも自分にプラスとなっていくものを見つけ出して貯金してゆく

そう、自分にも言い聞かせていました。」

この考え方を私も意識して、これからの人生を前向きに生きていきたいと思います。

がんと告知と心への影響

がんの告知を受けた人の心理学的な時系列での変化です。

がん告知を受けた人の多くは、今までに感じたことがない初めての「ショック」を感じた時と同じように

恐怖と不安→否定→怒り→落胆→回復

という心理状態をたどります。

もともとポジティブな性格だった方は立ち直りやすいのですが、ひとりで悩みを抱えがちだった方はふさぎ込み、生きる気力を失ってしまう傾向にあるようです。

悩み抜いた結果、抑うつ状態に移行してしまうケースも珍しくありません。  

そういう患者さんに対して、私は自分の経験からこう伝えたいです。

「自分ひとりではどうにもならないときは、仲間のところに行きましょう、話をしてみましょう」  

孤独にひとりで悩んでいては、どんどん世界が狭まってしまいます。

そもそも、個人の発想の範囲はかなり狭いものです。

それでは、いつまで経っても現状から抜け出すことはできないでしょう。

この心の変化は私と私の子供達が好きなスターウォーズの映画の一節にもありました。

その一節

“Fear is the path to the dark side…fear leads to anger…anger leads to hate…hate leads to suffering.”

和訳すると

「恐怖はダークサイドへの入り口だ。
恐怖は怒りへと導き、怒りは憎しみへと導く、そして憎しみは苦しみへと導くのだ」

マスター・ヨーダが若きアナキン・スカイウォーカーに説いた名言。

アナキンがダークサイドに堕ちた本質も
「恐怖心」が始まりでした。

誰でも恐怖は感じるもの。しかし、惑わされてはいけません。

打ち勝つのです。

私も例に漏れず、がん告知の後は、

「何で自分が、がんになるんだ」

「今まで大きな病気ひとつしてこなかったのに、健康に気を配っていたのに」

「2人の子供と二十歳のお祝いにラピュタ(仲町のショットバー)で一緒にお酒を酌み交わす約束をしたのに、その約束も果たせないのか」

不安から、怒りにも似た思いが何故か湧いてきました。

そんな時、その答えは
意外な人が教えてくれました。
まさにそのラピュタのマスターです。

実は入院する前日に入院前の飲み納めに仲町にあるダイニングバー「ラピュタ」に行きました。

オススメメニュー
「茶そばサラダ」
「麺少なめ野菜マシマシ」です。

マスターは、あるるん畑の野菜を使ってくれるので絶品です。
みなさんぜひお試しあれ!

絶品!茶そばサラダ

そんなラピュタのマスターの答えは、

「明美ちゃん(妻)の代わりに
先生ががんになったと思えばいいじゃん」


でした。

「そっか、明美ちゃんの代わりならまあ、いいか」

私はひとりでマスター特製のジントニックを飲みながら1人勝手に自然と腑に落としていました🍸

これもある意味で私がハローアルソン フィリピン医療を支える会の医療ボランティアで学んだ、

「できる人ができない人のために何かをする」

のひとつの形だったからでしょうか。

酔ってリラックスしていたせいもあるかもしれませんが、結果オーライです。

上手く気持ちを切り替えて、恐怖から怒りに移行せずに、明るく前向きにと言う心の持ちようにチェンジすることができました。

心が追い詰められて、自分でどうしようもないときには、

「時間を変えて、場所を変えて、人を変えてみる」

他の人に話を聞いてもらうこともひとつの解決方法なのだと思います。

皆様も、ダークサイドに陥ることだけはお気をつけくださいませ。

お後がよろしいようで。