入院したときのオススメ便利グッズ!

入院中のオススメ便利グッズ!

私が中咽頭がんで入院そして退院してから約1年がたちました。

1年たっての今は、口渇、倦怠感、味覚障害(特に甘み)が抗癌剤と放射線療法の副作用で残っておりますが、命が助かったことに感謝して過ごす毎日です。

と言うことで、私が実際に使用して役立った、ストレスが溜まりやすい長期入院にオススメの便利グッズをご紹介します。

使い方ポイントや注意についてお伝えします。
何かのお役に立てれば幸いです。

・レンタルWi-Fi
今の時代には、必需品です!
病院によっては、フリーWi-Fiの設備がない病院の方が多いかと思います。病院のホームページで無料Wi-Fiの設備有無の確認することをお勧めします。

Wi-Fiがないと、パソコンも、携帯電話やタブレット端末で映画なども見られません。Switchでダウンロードゲームもできません。

私は今回「楽天市場」でレンタル期間90日分で12,500円でした。本体も小さく、返すのも、ポストに投函すれば良いので楽です。

ただし、注意点が1つ!
「使用容量無制限」と言いながら、1日あたりの制限はあります。
今回使用したものは、1日あたり、5.0GB(ギガバイト)の制限がありました。
このデータ量は、Amazonで90分ほどの映画や動画を10本前後見ると終了します。

その後は、一応つながりますが、通信速度はすご~く遅くなります。動画はまず見られません。

なので、結局、自身の携帯の4G、5Gの通信を使うことになるので別途通信料がかさみますのでご注意を!

くれぐれも、レンタルWi-Fiの1日のデータ制限量の範囲内でのご使用をお勧めします。

・フック付きかご大きさは「中」がオススメ!
フックがあると、ベッドの柵に下げられるので便利です。
3Coinsや100円均一で、販売していると思います。

ないときは、少々値が張りますが、Amazonでも販売しております。
サイスは、Amazon販売では「中」がオススメです。

頻繁に使う細々したものを、ざっとまとめて入れておくことができます。

・ソニケア、ウォーターピック(みなさん、ちなみに歯間ブラシは、ハブラシの前にやることを知っていました?)

・抱き枕、高さの調節できるクッション

・明るい色のTシャツとマスクとステキな笑顔

楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのさ!の心意気。

・モバイル充電器

Lightningと2種類のUSBの計3種類の充電口の形があって便利。
Amazonで購入。


・USB給電付き電源コンセント(1.5~2mぐらいのもの)

・Sじフック(大きさは、これも「中」の「回転式」がオススメ!)100均で販売しています。

実際は、こんなにいりません💦
ヤマザキ春のフック祭り。
iPad、コード、電動ベッドのリモコンなどいろいろなものが、引っかけられます。

・吸盤式フック

・スマホリング三カ所貼り
ベッドのフックにもかけられて、これまた便利。

・持ち運びやすい筋トレグッズ

ラピュタ(仲町のダイニングバー)の
マスターからの寄贈。
感謝、感謝(田中邦衛風)。
筋肉量とがんからの回復力は比例するそうです。

・香り関係

トイレに置くとこれまたリフレッシュ!

・マスクの香り関連

・鼻うがい最強説!
ドライマウス気味になって鼻の裏が粘つくときに超リフレッシュできます。

真水で鼻うがいするわけではないので、プールの時のような「鼻ツーン!!」がありません。ご安心ください。

・そして、前向きな心。

歯ブラシとフロス・歯間ブラシはどちらを先にした方がいいの?

今日は、歯磨きの時のグッズの使用順番についてお話ししたいと思います。

当院では、毎日の歯磨きの際に歯ブラシでのブラッシングだけでなく「デンタルフロス(糸ようじ)」や歯ぐきが下がった奥歯などには、「歯間ブラシ」を毎日の歯磨きの習慣に取り入れてもらえるよう患者さんへ歯磨き指導を行っています。

そんなとき、患者様からどっちからやった方がいいの?
と聞かれることがあります。

答えは・・・「フロス・歯間ブラシが先」の方がおすすめです。

なぜかとういうと、

①フロス・歯間ブラシ→②歯ブラシ

の方が歯垢の除去率が良くなるからです。

米国歯周病学会誌
「フロスは歯磨きの前に行うことが最も効果的に歯垢を除去する理想的な順序である」という研究結果が報告されています。

また、歯と歯の間に詰まった汚れをフロスや歯間ブラシで取り除いてから磨くことで、歯ブラシにつけた歯磨き粉の有効成分(殺菌成分やフッ素など)を歯間部にも行き渡らせることができます。

そして、ついフロスを忘れてしまったり明日でいいか…となってしまう方も、先にフロスから始めれば、忘れてしまうリスクも減ると思います。

歯ブラシのみでの歯磨きでは歯垢除去率は60%です。

しかし、フロスや歯間ブラシを併用すれば、80%まで汚れを落とすことができます。

また、虫歯の好発部分は歯と歯の間です。

もう少し詳しく説明すると、歯と歯が接するコンタクトポイントの1mm下が虫歯の発生しやすいプラークがたまりやすい場所です。

そこにアプローチできるのはフロスです!

フロスを使用することで虫歯の予防効果が高まります。

また、虫歯の早期発見につながります。

歯と歯の間の虫歯を自分の目で発見するのは難しいです。初期の段階だと症状もありません。

しかし、フロスを使用していると、フロスが引っかかる、切れてしまうことがあります。

その場合、その歯と歯の間に、虫歯ができている可能性や、詰め物が合っていない可能性があります。

もし、フロスが引っかかるところがあれば、早めに歯科医院でチェックされることをお勧めします。

現在、日本でのフロス使用率は2割だそうです。

しかし、当院の患者さんの半数以上の方は歯磨きの際にフロスや歯間ブラシを使用されています。

フロスや歯間ブラシの使用は、虫歯・歯周病・口臭の予防に効果的です。

なるべく多くの方に、歯磨きの習慣アイテムの一つに取り入れてもらえるよう今後も取り組んでいきたいと思います。

フロスや歯間ブラシにも種類やサイズ、使い方のコツなどもあります。

分からないことや聞きたいことがあればいつでもお気軽にご相談ください。

病後の一発目!

みなさま、こんにちは。

羽尾歯科医院 春日山の羽尾です。

今期一回目の院内セミナーを6月4日に開催しました。


昨年は、入院のため途中で開催を中止しなければなりませんでしたが、今年は無事に5回コースをこなせそうです。ぜひとも、皆様のご参加をお待ちしております。

今回は、その初回として「歯医者さんはなぜ、海外へボランティアに行ったのか?」です。

本題の前に、しっかりと予防歯科のお話もさせてもらいました。

夏場を迎えて飲む機会の多くなるソフトドリンク&スポーツドリンク。
その中には、結構な砂糖が入っております。

そして、1日5回以上の飲食をすると虫歯のリスクは約2倍になります。
朝昼晩の食事の3回を除けば、食事以外で2回以上飲食する人は要注意!ということになります。


アメちゃん1個でも飲食1回となりますので「量が少ないからノーカウント」というわけにはいきません。
「チョビチョビ食べ」や甘いドリンクを頻繁に飲む人は要注意です。

飲食の回数を減らすには、時間を決めて食べること、やむを得ず出先などで飲食してしまったらうがいや、水や、お茶を飲んでお口の中の酸を中和する方法も効果があります。

そして、本題の「歯医者さんはなぜ海外ボランティアにいったのか?」のお話へと続きました。

フィリピンには貧しくて歯ブラシが変えない人々が多くいます。

次回は、7月2日(土)12:45より開始です。
テーマは、歯を「なおす」から「まもる」へ です。

参加希望の方は、プレゼントの準備もありますので、お手数ですが羽尾歯科医院 春日山(電話:025-527-4618)までお電話ください。

お待ちしておりマッスル 😊👍😁👍

2022年も院内セミナー開催します!

昨年は、コロナ禍や私の入院もあり、歯を守るための院内予防歯科セミナーをお休みしておりましたが今年は6月より全5回シリーズで開催致します!

今回は、昨年の私の闘病中の私自身の口腔ケアから学んだ体験談のお話しもスライドにとりいれました。

がん闘病中も口内炎を一度も発症しなかったそのノウハウをみなさんにご提供致します。

乞うご期待下さい。

お手数ですが、プレゼントの用意もありますので前日までにお電話にて予約のほどよろしくお願い致します。

「講演会始め」に際しまして、熱いアツアツのメッセージを語ってまいりました(ハンバーーーグ‼)🍴

みなさん、こんにちは。
県立直江津中等教育学校にて、今年の「講演会はじめ」を行ってまいりましたた。対象は、中学一年生の生徒さんです。

タイトルは「歯医者さんは、なぜ海外ボランティアに行ったのか」です。

歯の予防のお話と言うよりは、人生の先輩として、なぜ私が歯科医師という職業を選択したのか、なぜ、フィリピンでの歯科医療ボランティアに参加するようになったのかという内容が中心の講演会でした。

まず、「しごと」についての考え方について。

「しごと」と「職業」をごっちゃにしないでね、と言うこと。

あくまで、「職業」は「しごと」と言う目的を達成するための「手段」であると言うこと。

ごっちゃにしてしまうと、「職業」に就くことが目的になってそこで終わってしまうパターンも多いのです。
その先を見失ってしまうことも多い。

そのようにならないためにも、

私の今までの人生を紹介しながら、多感な10代のときに「肌で感じること」の大切さをお話ししてきました。

世界には、自分の知らない世界が、価値観が、文化がいっぱいあります。

そして、その経験があなたの可能性を広げます。

人のために役に立つと言うことは、人間の生きる本質なのかもしれません。

今回は、まとめのスライドに、

私の昨年の夏の入院と患った病気のお話しもしました。

私自身、初めてのつらい経験でした。

マイナス思考のスパイラルに入り、肉体的にも精神的にもやられました💦

病室でハロアルの写真を見たときでした。

笑い顔を作るだけでも、笑うふりをするだけでも脳にはセロトニンというプラス思考の幸せホルモンが出てきます。

この「笑顔」はどうかと思いますが。
それぐらい、病室にいるときは笑えなかった…でも、無理にでも笑顔を作ってみました。

今、つらい状況にある人も、命を取られるわけではないのですから開き直って「笑えば」いい。

笑えない環境にいるのならば、そこから逃げて場所を変えて、笑える、笑顔になれる場所を見つけて、ひとり声を出して笑えばいい、笑うふりだけでもいい。

そして、ちょっと元気になったら、自分のできる「人を喜ばせること」や「人の役に立てること」を見つけて、小さなことでいいからチャレンジしてみてください。

「支えあいの心」を大切に、忘れずに。

私は、歯科界の中村哲医師のようになります。

がんからもらった、おまけの人生
フィリピンに「歯ブラシセンター」を作りたいと思います✨