息子とフィリピンで歯ブラシ教室!

先日、セブ国際ボランティアを行っているNPO法人DAREDEMO HEROさんのご協力のもとで大学1年になった息子と共に歯磨き指導を行って来ました。

なるべく分かりやすい紙芝居風のスライドで、「なぜ歯磨きが大切なのか」をレクチャーして、その後、オリジナルの歯磨きダンスを披露しました。

現地の子供達にとって、歯磨きは決して楽しいことではありませんが、大好きなダンスと組み合わせることで、楽しく継続することができます。

予防に勝る治療なし!

世界に「歯ブラシ1本で救える命がある」ということを伝え、歯磨きを続けることで、虫歯のない歯を健康な体を手に入れてもらいたいと思います。

のぶ(息子)よ、父を支えてくれてありがとうございました!

↑現地のスラム街で一生懸命歯ブラシ指導をする我が息子。

今年も一年、ありがとうございました。

今年の年末は、新型コロナウイルス第八波の上にインフルエンザとの同時流行が心配なところです。

ですが、安心して下さい。

歯周病やむし歯と同じように、原因が分かれば必ず予防ができます。

原因のウィルスは、口やのどを中心に体内に侵入してきます。

のどと口をどのようにウィルス感染のリスクから守るかが予防のポイントとなります。

そこで今回オススメしたいのが「鼻うがい」による上咽頭洗浄の効果です。

新型コロナウイルスの感染経路は、鼻・口などからの飛沫やエアロゾルが主となります。

そのため口呼吸は、様々な環境汚染物質や細菌・ウイルスの侵入経路となりえます。

実際、ウイルスの侵入経路の70%は鼻腔や上咽頭とされています。

新型コロナウイルスの潜伏期間は平均5日で、インフルエンザの1〜2日に比べて長いと言われています。
そこで上咽頭の粘膜上皮に侵入して増殖する前に洗浄することで感染を防げる可能性が高まります。

鼻うがいは痛いと思われている方が多いと思います。
普通の水でやればもちろん痛い(プールの背泳ぎの時に鼻に水が入って感じるあのイヤな感じ)ですが、体液に近い塩分濃度の生理食塩水やドラッグストアなどで市販されている鼻うがいの専用液を使えば鼻がツーンと痛いということはありません。

といいますか、慢性鼻炎の私は、鼻の中がすっきりしてテンションまでが上がります。

また、私は昨年の抗ガン剤、首への放射線治療の副作用により、未だに口の渇き、のどの中の浮腫による後鼻漏、痰の絡みやすさの副作用がありますが、これらの症状にも「鼻うがい」はとても有効でした。

ぜひ、そのような症状の方にも鼻うがいをオススメします。

↑オススメは上の2種類です。
「ハナノケア」

「サイナス・リンス」
です。
両方ともAmazonで購入できます。

普段、人と接するときはいつもマスクを着用している人でも、繁華街に買い物に出たり、たまに友人と外で会食したりカラオケに行ったりした後は、帰宅後自宅でいつものうがい、手洗いに加えて、鼻うがいもされてはいかがでしょうか。

最後に口腔ケアの重要性について。
高齢者に口腔ケアを行うとインフルエンザが10分の1までに減ったという研究調査があります。

新型コロナウイルスは舌の表面に侵入して増殖しやすいと言われていますが、唾液の量が少なく口が乾燥しているとウイルスは増殖しやすくなります。

高齢者は加齢や服用薬の影響などで口が乾燥しやすくなり、感染リスクが高くなります。

高齢者施設で口腔ケアをしっかり行うことは、集団感染の予防にもつながりますし、最近、歯科医院の受診を控えている方も多く見られますが、歯科医院で口腔ケアをしっかり行うことは虫歯や歯周病予防だけでなく、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染予防にもつながります。

それでは、みな様よいお年をお過ごし下さい。

森のようちえんてくてく へ

こんにちは。

先日、園医をしている森のようちえんてくてく に秋の歯科検診に行ってまいりました。

大自然の中での歯科検診は初めてでしたが、子供達の笑い声が響く大自然の中の健診に心が動きました。

代表のえみさんと。
小池衛生士もありがとう。
その後日、校医をしております美守(ひだもり)小学校で予防歯科講話を行ってきました。

今回は、趣向を変えて親子で参加するクイズ形式の講話となりました。

みなさんも、飲食のだらだら食いには気をつけましょう!

入院したときのオススメ便利グッズ!

入院中のオススメ便利グッズ!

私が中咽頭がんで入院そして退院してから約1年がたちました。

1年たっての今は、口渇、倦怠感、味覚障害(特に甘み)が抗癌剤と放射線療法の副作用で残っておりますが、命が助かったことに感謝して過ごす毎日です。

と言うことで、私が実際に使用して役立った、ストレスが溜まりやすい長期入院にオススメの便利グッズをご紹介します。

使い方ポイントや注意についてお伝えします。
何かのお役に立てれば幸いです。

・レンタルWi-Fi
今の時代には、必需品です!
病院によっては、フリーWi-Fiの設備がない病院の方が多いかと思います。病院のホームページで無料Wi-Fiの設備有無の確認することをお勧めします。

Wi-Fiがないと、パソコンも、携帯電話やタブレット端末で映画なども見られません。Switchでダウンロードゲームもできません。

私は今回「楽天市場」でレンタル期間90日分で12,500円でした。本体も小さく、返すのも、ポストに投函すれば良いので楽です。

ただし、注意点が1つ!
「使用容量無制限」と言いながら、1日あたりの制限はあります。
今回使用したものは、1日あたり、5.0GB(ギガバイト)の制限がありました。
このデータ量は、Amazonで90分ほどの映画や動画を10本前後見ると終了します。

その後は、一応つながりますが、通信速度はすご~く遅くなります。動画はまず見られません。

なので、結局、自身の携帯の4G、5Gの通信を使うことになるので別途通信料がかさみますのでご注意を!

くれぐれも、レンタルWi-Fiの1日のデータ制限量の範囲内でのご使用をお勧めします。

・フック付きかご大きさは「中」がオススメ!
フックがあると、ベッドの柵に下げられるので便利です。
3Coinsや100円均一で、販売していると思います。

ないときは、少々値が張りますが、Amazonでも販売しております。
サイスは、Amazon販売では「中」がオススメです。

頻繁に使う細々したものを、ざっとまとめて入れておくことができます。

・ソニケア、ウォーターピック(みなさん、ちなみに歯間ブラシは、ハブラシの前にやることを知っていました?)

・抱き枕、高さの調節できるクッション

・明るい色のTシャツとマスクとステキな笑顔

楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのさ!の心意気。

・モバイル充電器

Lightningと2種類のUSBの計3種類の充電口の形があって便利。
Amazonで購入。


・USB給電付き電源コンセント(1.5~2mぐらいのもの)

・Sじフック(大きさは、これも「中」の「回転式」がオススメ!)100均で販売しています。

実際は、こんなにいりません💦
ヤマザキ春のフック祭り。
iPad、コード、電動ベッドのリモコンなどいろいろなものが、引っかけられます。

・吸盤式フック

・スマホリング三カ所貼り
ベッドのフックにもかけられて、これまた便利。

・持ち運びやすい筋トレグッズ

ラピュタ(仲町のダイニングバー)の
マスターからの寄贈。
感謝、感謝(田中邦衛風)。
筋肉量とがんからの回復力は比例するそうです。

・香り関係

トイレに置くとこれまたリフレッシュ!

・マスクの香り関連

・鼻うがい最強説!
ドライマウス気味になって鼻の裏が粘つくときに超リフレッシュできます。

真水で鼻うがいするわけではないので、プールの時のような「鼻ツーン!!」がありません。ご安心ください。

・そして、前向きな心。

歯ブラシとフロス・歯間ブラシはどちらを先にした方がいいの?

今日は、歯磨きの時のグッズの使用順番についてお話ししたいと思います。

当院では、毎日の歯磨きの際に歯ブラシでのブラッシングだけでなく「デンタルフロス(糸ようじ)」や歯ぐきが下がった奥歯などには、「歯間ブラシ」を毎日の歯磨きの習慣に取り入れてもらえるよう患者さんへ歯磨き指導を行っています。

そんなとき、患者様からどっちからやった方がいいの?
と聞かれることがあります。

答えは・・・「フロス・歯間ブラシが先」の方がおすすめです。

なぜかとういうと、

①フロス・歯間ブラシ→②歯ブラシ

の方が歯垢の除去率が良くなるからです。

米国歯周病学会誌
「フロスは歯磨きの前に行うことが最も効果的に歯垢を除去する理想的な順序である」という研究結果が報告されています。

また、歯と歯の間に詰まった汚れをフロスや歯間ブラシで取り除いてから磨くことで、歯ブラシにつけた歯磨き粉の有効成分(殺菌成分やフッ素など)を歯間部にも行き渡らせることができます。

そして、ついフロスを忘れてしまったり明日でいいか…となってしまう方も、先にフロスから始めれば、忘れてしまうリスクも減ると思います。

歯ブラシのみでの歯磨きでは歯垢除去率は60%です。

しかし、フロスや歯間ブラシを併用すれば、80%まで汚れを落とすことができます。

また、虫歯の好発部分は歯と歯の間です。

もう少し詳しく説明すると、歯と歯が接するコンタクトポイントの1mm下が虫歯の発生しやすいプラークがたまりやすい場所です。

そこにアプローチできるのはフロスです!

フロスを使用することで虫歯の予防効果が高まります。

また、虫歯の早期発見につながります。

歯と歯の間の虫歯を自分の目で発見するのは難しいです。初期の段階だと症状もありません。

しかし、フロスを使用していると、フロスが引っかかる、切れてしまうことがあります。

その場合、その歯と歯の間に、虫歯ができている可能性や、詰め物が合っていない可能性があります。

もし、フロスが引っかかるところがあれば、早めに歯科医院でチェックされることをお勧めします。

現在、日本でのフロス使用率は2割だそうです。

しかし、当院の患者さんの半数以上の方は歯磨きの際にフロスや歯間ブラシを使用されています。

フロスや歯間ブラシの使用は、虫歯・歯周病・口臭の予防に効果的です。

なるべく多くの方に、歯磨きの習慣アイテムの一つに取り入れてもらえるよう今後も取り組んでいきたいと思います。

フロスや歯間ブラシにも種類やサイズ、使い方のコツなどもあります。

分からないことや聞きたいことがあればいつでもお気軽にご相談ください。