新年あけましておめでとうございます。
本年度もよろしくお願いいたします。
ところで、羽尾歯科医院 春日山に通院されている患者さんは、お気づきのことと思いますが、12月から羽尾歯科医院 春日山の受付が広くなり、さらに歯のクリーニング、メンテナンス専用のスペースができました。(熱帯魚の水槽もありますよ~見に来てね!)
今年で10年目を迎える羽尾歯科医院 春日山ですが、この度、私の思い描く「夢」が、満を持して「形」にすることができました。
これも、患者さん、スタッフをはじめ多くの皆様のおかげと心より感謝しております。
では、私のどのような「夢」を「形」にしたかと言いますと、私が海外で実際にこの目で見てきた最新・最良の歯科医院のスタイルを2つの私の「夢」として「形」にしました。
「定期予防管理型」の歯科医院
まずは、3年前に審美歯科診療の研修で訪れたスイスの歯科予防スタイルです。
スイスやスウェーデンなど北欧の高福祉国家では昔から「歯を治すのではなく、まもる。」、「痛くなってから歯医者に行くのではなく、痛くならないように歯医者に通う」と言う考え方が、こどもの頃から定着しております。
そして、実際に北欧では実に9割の人が定期的に歯の検診・クリーニングを受けており、その結果70歳で平均20本の歯を残しております。日本では、歯の定期検診受診率は2%、70歳で8本しか口の中に歯が残っていないこのことが歯の定期検診の持つ予防効果の裏付けを表していると思います。
つまり、定期的に来院し歯医者さんと衛生士さんに虫歯、歯周病にならないようにチェック、管理してもらう「定期予防管理型」の歯科医院を実際に私はセレック治療の大家である風間龍之介先生と共にこの目で見てまいりました。
そして、その効果を現地で肌で実感し、この日本の上越でも実践してみたいと思いました。
「ストレスフリー」の歯科医院
もう一つは、私が歯科大学5年生の時にホームステイ先で見たアメリカの歯科医院です。
アメリカでは国民皆保険がなく、小さい虫歯を詰めるだけでもセラミックを入れて15万円以上という高額な自費治療が通常です。
ですから、アメリカでは「虫歯になってから、お金が多くかからないように、予防することによって歯科医療費を安く抑える」という考え方になっています。
よって、アメリカの一般の歯科医院の現場では、日本のように削る治療を中心に行っているのではなく、予防のプロの歯科衛生士によるクリーニング、歯医者による歯の定期検診があたりまえです。虫歯も早く見つけることができれば、あまり削らずに安く済むことができるからです。
ですから、患者さんは削られに来るのではなく、歯のクリーニングとお口の病気のチェックに来るだけですので、歯科医院では患者さんも歯科医師、衛生士もお互いにストレスを抱えることがありません。
逆に、歯者さんも歯がきれいになり、クリーニングによりさっぱりするのでストレス解消になります。
私が,学生時代に見たアメリカの歯科医院では、診療室が、ドクター、スタッフ、患者さんの笑顔であふれていました。怖い、痛い、行きたくないというストレスからは完全に解放されたストレスフリーの空間がそこにはありました。
以上の海外において、すでに効果を上げておりますこの2つの「予防歯科スタイル」をこの私の故郷の
上越で実現し、みなさんの歯をまもることが私のこれからの歯科医師としての「夢」です。
歯を「なおす」から「まもる」へ。
羽尾歯科医院 春日山が、新しい「提案」を始めます!
ぜひ、みなさんと共にこの「夢」を実現することができれば幸いです。