ハローアルソン・フィリピン医療ボランティア2014まで、あとわずか2か月ちょっとに迫ったこの時期に、大型台風30号(アジア名・ハイエン)によって、首都マニラのあるルソン島の南方750キロメートルにあるレイテ島は壊滅的な打撃を受け、多数の死者と1万人近い行方不明者が出る莫大な被害を受けています。この活動を現地で支援してくれているポンセさんから「何とかハロアルで支援をしてもらえないか」という緊急要請が10日(日)に現地統括者の今西祐介先生のところに入りました。すぐに、「ハロアル・フィリピン医療ボランティア2014」で使う予定でポンセ家に送ってある物資を緊急支援してもらうことにしました。
3年前の2011年3月11日に起こった東日本大震災の時と同じです。あの時もすでに集まっていた歯ブラシ5万本、タオル3千枚、マスク1万2千枚を3日後の14日に緊急支援することができました。今回のように困った人からの依頼、これにこたえるのが本当のボランティアではないでしょうか。
皆さんのおかげで準備がいつもできているからこそ、こうして直ちに活動ができるのですからありがたいです。いつもコツコツ継続してやっていないと、いざというとき間に合いません。リスナーの皆さんも周りの人に話して一本でも多く、そして少しでも多くのカンパが集まるように協力してください。よろしくお願いします。
これから当会では大至急で近隣の皆様に呼びかけ、今年使う分を集めます。今までに培った「やさしさ」、「思いやり」をこの一瞬に結集したいと思います。こんな時、みんなの力を結集できなくて、何がボランティアだといえましょうか。これこそ「ハロアル魂」なのです。
ハロアル・フィリピン医療ボランティア2014は今までにないような39名という過去最高の高校生が参加してくれます。今までのような対応で対応しきれるはずがありません。今回の台風は私たちの力がどのくらいあるのか確かめてくれているかのように感じます。こんなことにひるまず大きく前進しましょう。
どんな組織であろうとも人間関係が一番大切だといわれています。ボランティアであっても同じです。アスリートが最後の一滴まで汗を絞り切るような「努力」からすれば、今までの経験や知識を総動員してたち向かったとしても、たかが知れていると思います。こういうときにやる「努力」や「工夫」こそボランティアをする人にとっての「本望」だと思うのです。
未使用の歯ブラシ、石けん、タオルが身近にありましたらぜひ、羽尾歯科医院 春日山までお持ち下さい。みなさまの支援の心と一緒にフィリピンへ急いで送りたいと思います。