3月も中旬になりますと、桜のつぼみもほころび始めてきます。今年は、全国的に桜の開花が早いようですね。
暖かくなってきますと、夏を待たずに冷たい飲み物、アイスクリームなどが恋しくなります。
ですが、むし歯ではなさそうなのに冷たいものが歯に触れたときだけ「ピリッ!」と痛むそんなことはありませんか?
「水が歯にしみる」・・・冷たい水を飲んだとき、歯がしみる。テレビなどでよく耳にする「知覚過敏」の代表的な症状ですが、むし歯と違ってその原因を知っている方は少ないと思います。
次のような原因で歯がしみるときがあります。まずは原因を調べ、原因に応じた治療が必要です。
では、知覚過敏の原因をみてゆきましょう!
そして、気になる方は早めの受診をお勧めします。
●むし歯
むし歯が進行し象牙質まで進むと歯の神経を刺激し、水などの冷たいものがしみるようになります。
冷たいものがしみなくなり、熱いものがしみるようになるとむし歯がさらに進行している可能性があります。
●歯周病
歯周病が進行すると歯ぐきが下がって歯の根元の部分が露出します。歯の根元の部分はやわらかく刺激や温度変化に敏感でしみやすくなります。
●かみ合わせ
歯ぎしりや歯をくいしばるとき、歯にはとても大きな力がかかります。かみ合わせが悪いと特定の歯にいつも力がかかり、歯の根の部分がくさび状に欠けてしまい神経を刺激します。
●歯磨き
歯磨きの力が強すぎたり、間違った方法での歯磨きが原因となる場合もあります。正しい歯磨き方法を身につける必要があります。
※健康な歯でも「熱いものを食べたあとすぐに冷たい水を飲む」といった急な温度変化があるとしみることがあります。ご注意下さい。