病気指向型から健康志向型へ

 経済も、政治も混沌とした状況にありますが、「ありがとう」という感謝の気持ちと「わははは(^O^)」と声を出して笑える笑顔があれば、きっと楽しく明るい方向に向かってゆくのではないでしょうか。

 管さん(総理)に教えてあげたいですね。笑顔がないですから・・・
このままでは、日本が管さん(閑散)としてしまいますよね。
お後がよろしいようで・・・w(゜o゜)wワオ!!

 上越で開業してから、早いもので5年がたちました。
一つの節目を超えて、歯科を通し、世の中の動向を垣間見ることができました。

 世の中には好んで病気になろうと思う人は誰もいませんが、「あんな生活をしていたらいつか必ず身体を壊す」と思われる人はたくさんいます。そのような人のことを「病気指向型人間」と私は考えております。
 一方、健康に留意し、積極的に健康になろうとする人のことを「健康志向型人間」と考えております。
 
 
最近の歯科医院での患者動向をみておりますと、「病気指向型人間」が「健康志向型人間」に変わりつつあることを実感しています。大きな時代の変化がもたらした価値変化の一つですが、自費による歯科治療を選択する患者様がじわじわと増えているように思います。それは保険診療の品質と医療保険制度のシステムに対する訪(いぶかし)さがもたらした結果でもあるのだと思います。
 

 健康志向型人間の方は、健康の追求に前向きかつ貪欲ですので、健康投資に関する費用対効果には、きわめてシビアな面をもっているように思います。治療方法についても、治療費についても、どちらも納得したうえで、自分で決めたいと考えていらっしゃるのだと思います。

 健康志向型人間の方は、「自分の知らないところで決められた価格を、第三者が判定して歯科医院に支払われる」というような不透明なシステムには納得いかないのではないでしょうか。
 健康志向型人間の方は、実際に効果がある質の高いものを求めており、それを得るうえで費用がそれなりにかかることに異存はなく、反対に費用があまりかからなくても効果が薄い場合は価値を見出さない、という考え方の持ち主の方のように感じます。
 
 これからの歯科医院は、このような健康志向型人間の方のサポーターとして、その方たちの期待に応え得るビジョンとスキルを備えた歯科医療サービスをデザインしていくことが大切なのだと思います。
 
 いま行われようとしている大きな医療制度改革は、まさに「病気指向型社会」から「健康志向型社会」への転換を視野に置いたものになってゆくのではないでしょうか。

 
 羽尾歯科医院 春日山は、私をはじめスタッフ一同、これからも皆様のお口の健康から、すてきな笑顔と豊かな人生のためのコラボレーションをしてゆきたいと思います。
 これからもよろしくお願いいたします。


↑先日患者様から、地元「岩の原ワイン」を使った洋なしのケーキをいただきました。口の中で気品ある甘さが広がる大変おいしい豪華なケーキでした。スタッフ一同、感謝感激雨あられです。本当にありがとうございます。

2件のコメント

  1. 上顎の総義歯について
    義歯のことで質問なのですが、上顎の保険適用の総義歯をはめると顎全体を覆う為に違和感と吐き気がして困るのですけど、修理という形で無口蓋義歯の様に中央の一部を削り取ってもらう事は可能でしょうか?

    最初から無口蓋義歯を作れば良いのでしょうが保険適用外で料金高くなるので無理です。

    無口蓋義歯だと違和感少なくなる利点と安定性が悪くなる欠点があるのを承知の上での質問です・・よろしくお願いいたします。

  2. 「上顎の総義歯について」の返信
    羽尾歯科医院 春日山の羽尾と申します。
    コメント「上顎の総義歯について 」返信いたします。
    おっしゃるとおり、総義歯の調整につきましては「2つ良いこと」はありません。
    どういうことかと言いますと、義歯を小さくすれば違和感は少なくなりますが、安定性に欠け、噛んだときに動きやすくなります。食事の時の違和感が増加します。
    義歯が大きいと何もしないときのお口の中での違和感がありますが、噛んでも安定感がありますので噛むと言う機能は向上します。
    また、その方の噛み方や、かみ癖、歯ぐきの状態によってもどこまで義歯を削ることができるかは変わってきますので、それを判断するには、今の入れ歯の診査は必要になるかと思います。
    参考になりましたら幸いです。

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