2020年2月のハロー・アルソン フィリピン医療を支える会 現地活動に向けて、院内研修が始まりました。
1回目では、自己紹介とともに、まず始めに歯の大切さ、歯が1本なくなるとどのような全身への弊害があるのかを、みんなで話し合いながら、私の講義も聞きながら考えてくれました。
そして、貧しさ故に歯を磨きたくても歯ブラシも買えず、歯医者さんに通いたくても通えず、虫歯の細菌が全身に広がってしまい命を落とす子供達さえいるフィリピンでの現実。
この活動は医療支援、生活物資支援を軸としていますが、同時に、同じ人間でありながら「貧困」という私たち人間自ら作り上げた「不平等」をいかに現実としてとらえ、自らの生活を見直し、そして次の世代を作る若き高校生たちに、人と人とが手をつなぎ合わせ生きていくことの大切さを伝えることを目的としています。
現地で歯ブラシ指導を行うため「ハロアル磨き」を一生懸命覚える高校生達。
そのため、私たちの会も、このバトンが語り続けてもらうために万全の準備と私たち大人たちの思いを一つにし、高校生の彼らに「ハロアルに来てよかった!」「ボランティアって素晴らしい!」と思ってもらうこともとても大きな責任と考えています。
そして、この活動に協力してくれるみなさんの「思い」と「歯ブラシ」を来年もしっかりとフィリピンの恵まれない方々へ届けて参りたいと思います。
「歯ブラシ一本で救える命がある」ことを、これからも若い世代に伝え続けてゆきたいと思います