ギシギシ、ガリガリ、カチカチ。これ何の音?

せんべいは10キロ、フランスパンは30キロ、そして歯ぎしりが60キロから80キロ。
これは、ものを噛むため歯にかかる重力です。

歯ぎしりにはこれだけ強い力がかかっているのですから、歯が欠けたり折れたりしても不思議でありません。また歯がぐらぐらしたり、アゴがはずれたりすることもあるそうで、歯ぎしりを軽視しているとたいへんなしっぺ返しをくらうことになります。

ところで、歯ぎしりには三つの「型」があるそうです。歯をすりあわせるギシギシ型、食いしばるガリガリ型、そしてカチカチ鳴らすカチカチ型。
ギシギシ型は虫歯のつめものが合わないことが主な原因、ガリガリ型はストレス、カチカチ型はその二つの原因が重なって発生するそうです。



この歯ぎしりが続くと、歯の根元に細かいヒビが入り冷たいものがしみる「知覚過敏」を引き起こしたり、詰め物の境目がかけて二次カリエスになったり、歯の病気の原因にもなります。
予防方法は、主に二つ。
・夜寝るときにマウスピースを上の歯にはめて、かむ筋肉をリラックスさせる。
・日中、歯と歯を合わせているときに「ハッ!」と気づいて、歯を1~2ミリ離す。(実は、起きているときは、歯はご飯を食べる時以外当たってはいけないのです!知っていましたか?なぜなら、歯に無理がかかってしまうからです。)

最近、かき氷がしみる人、一度食いしばりを疑って歯医者さんに予防で行ってみませんか?