みなさま、あけましておめでとうございます。
2022年の私の抱負を羽尾歯科医院 春日山の診療目標と共に述べさせていただきます。
羽尾歯科医院春日山が存在する意味、目標、理念は、院長である私の存在する意味、目標、理念と一致します。
私の歯科医療を行う上での理念、
目標はひとつ、
歯を「なおす」から「まもる」へ
です。
その理念、目標を達成するためには、その手段として
「歯のメンテナンスあっての歯の治療」
と言う考え方がとても重要になってきます。
患者さんも診療を行う私たち側の何も意識しないと、
これとは逆の
「歯の治療あっての歯のメンテナンス」の考え方に私たちも含めみなさんがとても陥りやすいのです。
それはなぜか。
まず、ひとつ目の理由として
①歯科医師も、歯科衛生士も学校の授業で「治療あってのメンテナンス」を教科書的に当然の事として習ってきていると言うことです。
いわゆる、早く病気を見つけて、「治療」を優先して先に行ってから、虫歯にならないようにメンテナンスに来てくださいね、の繰り返し。
一瞬、正解のようですが、このことは実は間違いなのです。
そしてふたつ目の理由として
②日本の公的医療保険制度が、病気になってから(病名がついてから)保険給付が行われる「疾病(しっぺい)給付型」であるという事です。
このシステムによって、私たちも患者さんも「何か病気になってから、医者、歯医者に行く、来てもらう」と言う考え方に陥りやすい事になります。
歯医者で言うと、この事は、虫歯になってから来ると歯は削られる、歯周病で揺れてから来れば抜歯になりやすいという事。
治療中心、治療優先では歯の寿命は歯医者に来るたびに縮まってゆきます。
以上の2つの理由から
医療従事者も患者さんも「治療」が先にあって(「治療」が重要であって)「予防」と言う考え方が定着しない、「メンテナンスあっての治療」と言う考え方も定着しづらいわけです。
では、これらの固定観念(価値観)の壁を打破して
「定期予防メンテナンス型歯科医院としての羽尾歯科医院春日山」を
定着させるには、どうしたら良いのか。
それは、
羽尾歯科医院春日山の私たちと患者さんとの「価値観」をすり合わせてゆくことが大切です。
そのために、
信頼関係構築のための会話やコミュニケーションが、重要となってきます。
自分の歯を守るのは、みなさん自身です。
あくまで私たちは、そのサポート役に過ぎません。
今年からは、
患者さんとの「コミュニケーション」や「会話」を大切に歯のメンテナンスを行なってゆきたいと考えております。
みなさま今年もよろしくお願いします。