歯科の明るい未来のためには?

 先日のブログで「病気指向型と健康志向型の人がいます。」というお話を書きました。

 この考えを踏まえた上で、歯科の明るい未来のためには、歯科と患者さん(疾患がなくて健康維持のためにいらっしゃる健康志向の方は、患っていないので「来院者」と称する方が良いのでしょうか?)との関係をどうやって意識するのかが課題になってくるような気がします。
 疾患のある人やインプラントをする人ばかり増やすのでは、これからの歯科医療の未来が明るくなるとは言えないのかもしれません。

 私たちが来院者と呼んでいい層というのは、健康観が高くて健康を維持しながら毎日を気持ちよく過ごしたいと思っている人。まさに、「健康志向型」の人。


 
 でも、残念ながらそういう方法論を知らない方々には、疾病した際にお会いして、情報提供と意識改革を図や写真を通してビジュアル的に分かりやすく説明し、「予防」が「最高の治療」ということに気づいて頂く。それが本当の意味での「先進的な医療」なのだと思います。これまでの患者さんばかりを増やす「増患」と言うのとは違うものになります。

 国の制度として求めるのは、セーフティーネットとの関係からいっても難しいでしょうから、私たちが習慣づけと教育、プレゼンをして、それに賛同してくれる人を増やしてゆくのが良いのではないでしょうか?
 
 
 お互いにとりましても、明るい歯科の未来にとりましても・・・