「あいさつ」には「自らの心を開く」という意味があります!

「挨拶は人からされたらするが、自分からは積極的にしない」という子供達が増えています。
羽尾歯科医院 春日山にも多くの子供達が来ますので、なおさら最近気になります。

そこには「自分からしたのに、相手に無視された」という経験をもつ子供が少なからずいます。大人でも丁寧に挨拶をしたのに、アゴの先でフンという態度をされ、気分を害することがよくあります。

一度でもそういう経験をすると、自分の心を傷つけないための自己防御反応で、心を閉ざしてしまいがちです。それは挨拶は返っでくることがあたりまえとの思いが強いからではないでしょうか。

だから挨拶が返されなかったことだけで、本当は相手が何か考えごとをしていて気づかなかったり、別な人との会話でこちらが目にはいらなかっただけなのに、相手の人間性を疑ったり、自分の言動で悪いことをしたかもしれないと悩むことさえあります。(A型乙女座の私だけかな(^_^; アハハ… )

「挨拶」には「自らの心を開く」という意味があります。従って「相手がしてくれたらこちらもする」のではなく、「気付いた方が先にする。たとえこちらが目上でも」が良いようです。

たかが挨拶、されど挨拶です。仕事より挨拶を優先している会社が結局は発展するのでしょう。
そこで挨拶に関する工夫を書いてみます。

①「返事の返ってくる挨拶をする」」
 子供達にも「いらっしやい」や「よくきてくれたね」だけでは相手は反応しにくいのです。
必ず「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」など、相手も同じオウム返しに同じ言葉を発してくれる挨拶を先に元気よくしたいものです。また挨拶で相手の健康状態などもわかり、仕事の成就さえ読めます。

②『○○です。こんにちは』
 年齢を重ねると、顔は知っていても、名前の思い出せない方が増えできます。恐らく相手もそうかもしれません。そこで自分の名を名のって挨拶すると、久しぶりの方は必ず喜んで「○○さん、わかっているよ」と言って笑います。笑うと共に元気になります。

③「○○さん、こんにちは」
 子供達が挨拶を返さない理由のひとつに、誰に向かっでの挨拶かわからないので、うかつに挨拶をして恥をかきたくないという気持ちがあります。そこで相手を特定してから挨拶すると、返事が返ってくる確率は非常に高くなります。

④『挨拶は返事を期待しない』
 人は返事がくると思っているのに来ないと腹が立ちます。挨拶は人柄を示すバロメーターです。「挨拶できない人はかわいそう。一生のうちにどれほど損をしているか。私は挨拶ができるだけで得している」これだけでよいのです。すると挨拶を返して下さる方が有り難く、みんなよい人に見えで楽しくなります。

いかがです?
明日から、あいさつでワクワクと、楽しみがふえる気がしませんか?